出版社:小学館 判型:B6 発行年月:2006年9月 価格:1,260円
まるで知らない作家ではありましたが、江戸の侍が現代にタイムスリップする、という紹介文に惹かれて読んだら、けっこう拾い物でした。 この設定は、まさに先月の例会でも話題に出ていた原田康子の「満月」と同じだ。「満月」は決して成就しない恋の、切なくて胸キュンのお話でしたが、こちらは似たような展開ではある . . . 本文を読む
出席者は女性11名、男性3名昭和30年から31年にかけて書かれた作品で「古臭い」と言う人がけっこう多いのでは、と危惧していましたが、思っていたより好評でした。良くも悪くもポイントはヒロインの性格でしょうか。ヒロイン怜子について・ 思ったまま、素直に行動しているのがいい・ 朽ちていくものの中にいる輝き、感性と肉体のアンビバレンツ・ こういう環境の中で、こういう鋭い感受性を持つことは、あり得るだろう・ . . . 本文を読む