W・フォークナー 『八月の光』新潮文庫 1967年 ほか
人種偏見に異様な情熱をもやす米国南部社会に対して反逆し、殺人と凌辱の果てに逮捕され、惨殺された黒人混血児クリスマスの悲劇。
=例会レポート=
記録的な猛暑だった今年の夏ですが、それでも朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきた8月の終わり、W・フォークナー『八月の光』を課題本として例会に集ったのは、講師の菊池先生に加えて、男性4名女性10 . . . 本文を読む
中村文則 『掏摸(スリ)』河出書房新社 2010年 / 河出文庫 2013年
天才スリ師に課せられた、あまりに不条理な仕事……失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、お前が親しくしている女と子供を殺す。綾野剛氏絶賛! 大江賞を受賞し各国で翻訳されたベストセラーが文庫化。
東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした . . . 本文を読む