おもしろ菜園と木工ライフ

週末を利用し菜園と木工・仏像彫刻、時々山登りを楽しんでいます。 菜園は「男の隠れ家」、菜園の裏わざも紹介します。

阿弥陀如来座像を制作中(5)

2013年09月01日 | 仏像彫刻

  やっとここまで彫ったという感じ。
  なかなか進まないが、あわてることもない。
  衣紋は、ほぼ完成。螺髪彫刻の途中である。
  矢野公祥仏師曰く「これじゃトウモロコシだね」
  まことにその通り、トウモロコシ状態になっている螺髪の先をとがらしていく。

  螺髪の「螺」という字は、巻き貝を意味している。
  仏教で言うと、三十二相八十種好の一つに挙げられる。
  これは釈迦の32の大きな特徴と、80の細かい特徴のことをいう。
  智恵と徳の高さを表現していて、悟りを開いた位の高い仏様(如来)に出てくる特徴の一つである。
  奈良の大仏の螺髪の数は、なんと966個もあります。一方鎌倉の大仏は656個。

  さて、私が彫っている阿弥陀如来の螺髪の数はいくつでしょう?
  そんなこと知るかデスって。今度数えで報告しましょう。

            

   2013年8月18日 奈良のセカンドハウスにて