「一華開五葉」には
色々な解釈があります
禅宗の祖師 達磨が伝えた法が
やがて唐末に五つの宗派に
花開いたという解釈
「五葉」は
仏の五つの智慧を表し
五つの智慧を開いて悟りを得る
という解釈
また
「一華開五葉 結果自然成」
と続くところから
一つの花が五弁の花びらを開き
結実するように
何事も
成るようになる
という解釈
どんな人の人生にも
程度の差はあれ
万事休す!
自分はこの先いったいどうしたらいいんだろう・・・
と窮地に立たされた経験が
一度や二度はあるのではないでしょうか
翌朝 目が覚めても
つきつけられた現実を思い出し
そのまま夢の世界へ戻りたいと切実に願った日も
あったかもしれません
それでも
今日 私たちは
なんとか生きています
そして
茶席にすわってお茶を一服いただいている・・・
それは
”あんな大変なこと”も
「なるようになった」
ということ
みんな
それぞれの「大変なこと」を
なんとかクリアして
生きています
旅箪笥 濃茶点前