表千家一期一会

11月稽古場 4

「松無古今色」
當麻寺中乃坊貫主
實秀師

11月も下旬に入り
ようやく
肌寒さを感ずるように
なりました

運び 濃茶点前

赤々と燃える炉中の火が
嬉しいです

毎年変わらず
こうして炉を開き
釜を掛ける日々が続いていることを
あらためて
幸せに思います


主菓子 移菊(うつろいぎく)

毎年菊を大切に
育てていらっしゃるご近所の方が
今年の菊はやはり天候のせいか
あまり出来が良くなかった・・・と
仰っておられました

先日の松花堂庭園でも
今年は黒竹の花が咲き
枯れてしまったとのだそうです

しかも
竹は120年周期で
花が咲いて枯れるのだそうですが
今年は日本国内だけでなく
世界中で竹が枯れているというお話を
伺いました

世界を襲ったコロナ禍の三年間が収束して
一年が過ぎ
いよいよ本格的な
地球規模の大変化を
迎える時が
刻々と迫っているのでしょうか

とは言え
『全ては変化する』というのが
この世の真理だと
私はとらえていますから
身の回りの大小様々な”変化”を
淡々と受け入れつつ
その先に訪れる未知の世界に
希望を抱いて
大いに楽しみにしていようと
思っています

この干菓子器は
何年か前に
信州の山奥のショップで
見つけて買ってきました

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