表千家一期一会

6月稽古場④


先日 お弟子さんから
昨年6月に逝去された木村宗匠の
お好みであった三丘園のお茶を頂戴しました。

今日の研究会では そのお茶を茶入れに入れて
茶通箱のお稽古をいたしました。



この稽古は 箱の扱いに特徴がありますけれども
大切なことは そのような点前云々よりも
客と亭主のやりとり 心遣いにこそあると感じます。


しかし この心遣いは 
なにもお茶という限られた世界だけのものではありません。


例えば 普段 友人や知人を自宅に招いた時などに
お客様が ケーキや果物、また珍しい手土産を
ご持参くださることがあります。

そんな折 そのような到来の品を
とっておきのお皿などに盛ってテーブルに出し
一緒にいただきながら
お客様との和やかなひとときを楽しむようなことは
誰しも経験があるのではないでしょうか。

茶通箱の≪心≫は
日常のそのような場面にも
通ずるものではないかと
私は思っています。


『山水有清音』
(山水に清音有り)
前大徳泰道叟


茶通箱


水無月 鼓月製

コメント一覧

tomoko
確かに 今は 茶道をたしなむ人口は 圧涛Iに女性のほうが多いかもしれませんね

本来 「男もすなる・・・」であったのですから
もっと多くの男性が お茶の世界を楽しまれたらよいのにと思います

雲やさまは ぜひともその先駆者となってくださいませ(^^)
雲や
茶通箱の客の難しさありますね。
客がお分かりでなかったら、出来ないともいえます。

三丘園はわたしもよく利用しています。
前の勤務地はその関係で希望したぐらいです。
(とお茶の分かる人には言っています)
文化祭や初釜で領収書をお願いしていましたので、
顔を覚えてもらったりしました。
まあ、男性が珍しいということもあるのですが・・・。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「稽古【洗心会】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事