9月第一日目の稽古では
今年 飾物の免状をいただかれた方に
茶入飾のお稽古をしていただきました
中興名物 瀬戸金華山茶入 広沢手本歌の写し
この茶入の本歌は
これほどの茶入は今まで見ることもなかったろうということから
「広沢の池の面に身をなして
見るひともなき秋の夜の月」
の古歌を引いて
小堀遠州が命銘したものと伝えられています
蓋裏の貼紙に銀を用いたのは
遠州の好みで
月を偲んだ心持であろうと言われています
『清風萬里』
臨済宗建仁寺派禅居庵 上松正明師
二重棚 薄茶点前 総飾
主菓子 小萩餅