表千家一期一会

3月稽古場 4




稽古場の玄関前の利休梅が
とても綺麗だったので

今日は
利休様にその名もズバリ
利休梅をお供えし
昨日と同じく
朝一番のお稽古で
お茶とうをいたしました


ところで
ブログをご覧の皆様は
お茶とうをしてお供えしたお茶を
お稽古やお茶会が終わった後
どのように処分されていらっしゃいますか


私はこれまでずっと
お供えしたお茶は
自分が飲むのは畏れ多いような気がして
さりとて
そのまま捨て流してしまうのも申し訳なく

地面に返す・・ような意味で
利休梅や椿などの木の根元に流していました


ところが先日
お献茶で供えられたお茶を
その神社の方が後で飲まれることがあるという
話をお聞きしました


そう言えば
地鎮祭の時などは
神様にお供えしたお酒や果物は
お下がりとしていただきます


仏様の場合はどうでしょう


それぞれのお家のやり方があるかとは思いますが
検索してみたところ
次のように書かれたサイトを見つけました


参考までにコピーさせていただきます

(以下引用)

仏様にご飯をお供えするのは
仏様に召し上がっていただくためではありません。

私たちが日々の感謝の気持ちを表すため
主食であるご飯をお供えするという意味があります。


炊きたての一番のご飯をお供えするということは
とても大切なことになります。

これは仏様やご先祖様にとって
ご飯の湯気がご馳走になるためです。

ご飯を仏様にお供えするのは
ご飯を食べてもらうためではなく
炊き立ての湯気を召し上がっていただくためとなります。


理想としては
仏飯は冷めて固くなってしまう前に下げて
家族で頂くことをお勧めします。

しかし
衛生上の問題などから食べることを控えたい場合は
捨てても問題ありません。


お供えしているうちに固くなってしまった場合
ご飯を土に返すことは良いこととされていますので、
庭にいる鳥や虫に食べてもらっても良いでしょう。


(引用ここまで)
https://butudan-ec.minrevi.jp/knowledge/butudan-gohan/


これを読んで
私は今更ながら色々なことに
気づかされました


利休様にお茶をお供えするのは
お茶を飲んでもらうためでなく
感謝の気持ちを表わすためなんだ・・・


そして

利休様は実際本当にお茶を飲むわけではないけれど
お茶の香りを味わっていただいている


お供えしたお茶は
お下がりとしていただいてもよいし

衛生面が気になるなら捨ててもよいし

土に返してもよい



そうか。。。


ということで
昨日と今日は
お稽古の終わった後

利休様に一礼し
お茶を下げさせていただいて

お湯の底に沈んでいるお茶を
茶筅で普段通り点てて

実際に飲んでみました


お下がりのお茶は口当たり優しく
意外に思うほど美味しい味でした

胃の腑にゆっくりおちていく
お茶を感じながら

どこからか利休さんの声が
聞こえたような気がしました


(美味い・・・)


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