今日は自分のお稽古に行ってきました
廻り炭をさせていただきました
その折りに
先日催した茶事の中で
火相のことが気になったので
師匠に質問させていただきました
下の写真は習礼の茶事で
後炭をしている時に
撮っていただいたものです

photo by Kaoru Kuwajima
暗くて少し見えにくいですが
胴炭は写真の左の方に残っています
そして
火箸でつかんでいるのが丸毬打です
この時は
丸毬打が真っ赤にはなっていましたが
まだしっかり形が残っていたので
後炭の良い下火となりました
ところがです
22日の席披きの日は
濃茶の時は抜群に火相が整っていたのですが
後炭の頃になると
胴炭はまだ半分以上残っていたものの
管炭や割毬打はもちろんのこと
丸毬打もほとんど燃え崩れていました
とりあえず
小さくなった赤い炭を一カ所に集め
胴炭の向きを変えて灰を落とし
そこへ丸毬打一つ置いて
割管に三本立の枝炭そして
最後に確か添炭(割毬打だったかな?)を打ちました
これで
薄茶を点てるまでに
再び釜が煮えてくれれば・・・
と願ったのですが
残念ながら
すぐに火の勢いを取り戻すことができず
結果的に
お客様にはぬるいお薄をお出しすることに
なってしまいました
懐石と濃茶が終わるまで
十分に下火が残るようにするか
胴炭が下火となるくらい
しっかり燃えていたらよかったのだと思います
そのようにするためには
初炭でどのように炭をついだらよいのでしょう
師匠からは
まず下火と新たにつぐ炭との距離を離すこと
そして
茶室の中の空気の流れを知ること
あとは
何度もやってみること
この3点を言われました
帰りの新幹線の中で
ノートに炉中の絵を書いて
下火から離して炭をつぐやり方を考えていたら
ふと以前に読んだ
「四季の茶の湯」(平凡社)の中にあった
炉中の写真のことを思い出しました
それがこれです↓

これは客座の方から見た写真です
下火は向かって左側にあります
一番右に丸毬打がつがれて
そのすぐ横に管・割管・枝炭があって
添炭がうってあります
こうしたら
師匠がおっしゃったように
下火から離して丸毬打を置くことなりますから
下火を炉の真ん中にした時に比べて
丸毬打に火がうつるまでに
かなり時間がかかって
後炭の頃まで残すことができそうです
来週の茶事では
この形で一度やってみようと思います
結果はまたご報告いたします