今日の研究会には
お暑い中
六名の方が出席下さいました
一年で一番暑いこの時季
早朝の涼しいうちに
お客様をお招きして
続き薄でさらっとおもてなしする
朝茶という茶事があります
今日は
そんな朝茶の風情で
盆香 続き薄 花月
以上のお稽古をいたしました
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前大徳紹尚師筆短冊
西行法師歌
「道の邊に清水流るる柳蔭
しばしとてこそ立ち止まりつれ」
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台目棚
世界文化社から出ている
『お茶のおけいこ 大棚の点前』には
「この棚は
風炉には別に使う必要はありませんが
炉の台目構えの点前を
広間でするために作られた棚で
数寄者の遊びか稽古用であります」と
書かれています
一方
茶と美舎から出ている
「歳時記 風炉編」には
半床庵での朝茶の写真に
この即中斎好 台目棚が
載っています
私自身は
炉の時季に一度
お稽古を
していただいた経験があるだけですが
自分の稽古場では
これまで二回
風炉の季節に
この棚を使って
稽古茶事をしました
実際のところ
台目席でのお点前は
拝見したことは何回もあるのですが
きちんと教わった経験がなく
道具の置き合わせの位置など
いくつかわからないことがあります
今日のところは
わからない箇所は
私自身の宿題とさせていただき
羽箒や仕服を袋釘に掛けることや
隅棚に柄杓・蓋置を飾り残すことなどを
お伝えさせていただきました
しっかり勉強して
いつか
本物の小間のお茶室を
持ちたいなあと思います
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蝉籠 木槿と水引草
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主菓子 朝顔 鼓月製