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「梨花一枝春」
前大徳文雅師
この春
飾物五箇条の免状を許されたSさんに
今日は「茶碗飾」の稽古をしていただきました
茶事の初座における
亭主と正客の挨拶の仕方なども
少しずつ学んでいただこうと思います
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旅箪笥 濃茶点前 仕組点
仕組んだ茶碗を
建水に乗せて持ちだしたところです
「習事」の本によると
仕組点とは
道具を運ぶ手間をはぶき
茶碗と建水を一緒に持ち出して
濃茶を点てる法
とあります
また
この仕組点は
侘びた老人にふさわしい
老人が濃茶を点てる場合に
手間を省き
しかも亭主がそうした所作をするのが
不自然でない場合
とも記されています
実際にやってみると
若い頃にはさほど感じませんでしたが
建水に茶碗を乗せて両手で持ったまま
立ち座りをするのは
バランスをとるのがなかなか難しいです
仕組点が自然に見える
「侘びた老人」になるためには
足腰を鍛えておかなければならないようです。。。