表千家一期一会

4月稽古場 6



「梨花一枝春」
前大徳文雅師


この春
飾物五箇条の免状を許されたSさんに
今日は「茶碗飾」の稽古をしていただきました


茶事の初座における
亭主と正客の挨拶の仕方なども
少しずつ学んでいただこうと思います




旅箪笥 濃茶点前 仕組点

仕組んだ茶碗を
建水に乗せて持ちだしたところです



「習事」の本によると

仕組点とは
道具を運ぶ手間をはぶき
茶碗と建水を一緒に持ち出して
濃茶を点てる法


とあります

また

この仕組点は
侘びた老人にふさわしい

老人が濃茶を点てる場合に
手間を省き
しかも亭主がそうした所作をするのが
不自然でない場合


とも記されています



実際にやってみると
若い頃にはさほど感じませんでしたが

建水に茶碗を乗せて両手で持ったまま
立ち座りをするのは
バランスをとるのがなかなか難しいです


仕組点が自然に見える
「侘びた老人」になるためには
足腰を鍛えておかなければならないようです。。。
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