表千家一期一会

12月稽古場 6



「看々臘月盡」
前大徳紹尚師



高麗卓

一昨日あたりから
とても冷え込んできました

アルミサッシは開けていますが
隙間風が身体に冷たいので
稽古中は障子を閉めました


ただ
稽古と稽古の間には
障子戸を開けて換気しました




主菓子 冬の朝 鼓月製


今朝は
雪もちらほらしていたようです




今月は
宗旦作写しの茶杓を使って
お稽古をしてきました


濃茶点前の時には
各自で自由に銘を考えていただきます


皆さんそれぞれ
季節に因んだ良い銘をつけて
楽しませて下さいました


そして今日は
「埋み火」という銘をつけられた方がいましたので
「十二月によく使われる銘で良いですね」
と申し上げましたら

彼女は
「実は宗旦に因んでこの銘をつけました」

と仰います

「それはどういう意味で?」と
おたずねしましたら

「宗旦の生き様が埋み火のようだと思ったからです」と



つまり
自身は表舞台から身をひそめつつ
息子達をしっかりと仕官させ
茶家としての火を絶やさず
後の世に千家の茶を伝え開花させた生き様を
彼女は「埋み火」のようだと感じたのだそうです


素晴らしいなあ!

と私は感動してしまいました



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