表千家一期一会

4月稽古場 2



「柳緑花紅」
前大徳柳生紹尚師



未だ悟らない以前は

柳は緑 花は紅



悟ってみると

柳緑ならず 花紅ならず



悟りおわってみると

柳は緑 花は紅


(「新版一行物 禅語の茶梶vより)




旅箪笥  濃茶


今月号の茶道雑誌に
「男子 旅箪笥 薄茶」の記事が
載っていました


その中で
柄杓を棚板の切込みに掛ける時

「節の少し下あたりを持つ」と
書いてありました



茶道雑誌2008年4月号には

女子の点前ですが

「節の少し上あたりを持つ」と
書かれています



実は
これまで私が師事した先生も

「節の下」とおっしゃる先生と
「節の上」とおっしゃる先生が
いらっしゃいました


因みに
現在 教室では
「節の上」と皆さんにお伝えしています


理由は
節の上を持った方が
切込みに掛けやすいと感ずるからです



節の下を持つ理由は
柄杓は釜に入るものだから
なるべく節の上は触れない方がよいという
考え方かもしれません


それとも
もしかしたら
男子と女子で異なるのでしょうか?


この辺りのことは
私にはよくわかりませんので

それぞれに師事している先生に
おたずねして従うのがよいかと思いますが

どなたか
ご存知の方があったら
お知恵を拝借したく存じます



コメント一覧

tomoko
1591様

コメントいただきありがとうございます。

珍しいハンドルネームですが
もしかしたら
千利休の没年からですか?


柄杓の扱いについて、貴重なご意見をいただきまして、
ありがとうございました。

小さな事をきちんとすることが大事というお考えに
共感いたします。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

1591
様々な考え方があるとは思いますが、柄杓を扱う上での道理を考えるならば、当然、節下あたりを裏側から持つことになるでしょう。道理で考えること。また、瑣事をきちんとすることが大事だと考えます。

もちろん、柄杓の個体差による節の位置の違い、などもごくまれに考えなくてはならない場合もあるかもしれませんが、一般的な炉の柄杓であれば、以下のような扱いになるのではないでしょうか。

すなわち、

1、蓋置に鰍ッてある柄杓を右手で持つ

2、柄杓を構えるようにし(この時、左手は当然、節下のキワにあるはず)、裏から柄杓を持つように左手が動く。従って多くは節下のまま。

3、柄杓を切込に鰍ッる
tomoko
雲や様
貴重な内容のコメントを頂戴し
恐縮いたしております。
ありがとうございます。
雲や
今日、長〇庵のお稽古で、旅箪笥でした。
〇完宗匠は、節の上を持って懸けてください。
と、ご指導がありました。

この書き込みが無かったら、ついうっかり聞き逃すところでした。
tomoko
ありがとうございます。
やはり、節下も、ありなのですね。
個人的には
旅箪笥の切込みと柄杓の柄の太さとの関係で
どちらかというと
上を持った方が入れやすく
また
取り出しやすいと
感じておりました。
因みに
昔 名古屋で習った時は
節下だったように記憶していますが
関西に来てからは
節上と習いました。
どちらでもいいのかもしれません。
雲や
柄杓のかけ方のことですが、私は節の下です。
上を持たない理由は、おそらくお書き込みんの通り、
とわたしも思います。
上の方が懸けやすいとは、今まで思いませんでした。
とにかく、蓋置きからぐるっと回しながら切り込みの奥にうまく入らせたいですね。
tomoko
知っている方が
載っていると
なんとなくうれしくなりますね!

お茶の道では
60代はまだまだ”ヒヨコ”でしょうか

喜寿を迎えて
ようやく一人前とか

私も50代最後の1年
「そこの若い人!」と
言われるのも
お茶の世界ならではの喜びです。
雲や
写真によくぞ、気付いてくださいました。
そのとおりです。

今日は一日、美術倶楽部で大阪茶道会春のお茶会の
お手伝いでした。
この歳になりますと、とても疲れますが、年齢ではわたしは中間レベル、皆さんお元気ですね。
tomoko
雲や様
それは同門4月号と
茶道雑誌3月号ですか?
私もたまに小さく載っていた時がありました
誰も気づいていなくてもなんだか恥ずかしいような嬉しいような気分ですね
学生さん達には
本当に良い励みになったことでしょうね
今年から
資格者も一般講習会に参加できるように
なりましたね
雲や
いつもながらの活発々たる活動、参考にさせていただいております。

私事で、ここのところちょっと、引き籠もっておりましたので、元気を頂戴した気分です。最近(ちょっと前)の「茶道雑誌」と「同門」に自分の姿が写り込んでいることに気付き、目立ってしまったなと、少し反省しております。生徒にはいい記念にもなったかもしれません。
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