今年の3月20日
堺市に
『さかい利晶の杜』という
新しい観光スャbトが出来ました
これは
堺に生まれた「千利休」と「与謝野晶子」という
二人の文化人を通して
堺の歴史・文化を発信するミュージアムです
今日は
オープン以来気になっていた
この『さかい利晶の杜』に
出かけてきました
「さかい待庵」のにじり口
「さかい待庵」は
国宝・待庵が
現在の大山崎町に移築される以前の
山崎城に建てられた当時の「待庵」を
復元した茶室だそうです
現在
妙喜庵の国宝・待庵は
外から見学することは可能ですが
茶室の中に入ることはできません
しかし
この「さかい待庵」は
中に入れていただき
その空間を体験することができました
床がなんとなく
イメージしていたより広く感じましたら
なんと
待庵の床は
当初は五尺幅で造られていたとのこと!
妙喜庵に移築された折に
縮められたということを
教えていただきました
「無一庵」
こちらの茶室は
天正15年の「北野大茶の湯」の際に造られた
利休の四畳半を写したものだそうです
床の壁に
薄墨色の和紙が貼られ
床の天井が非常に高く
墨跡窓が開けられているのが
特徴的でした
立礼席(南海庵)でお薄をいただきました
奥には
三千家それぞれのお好みのお茶室
「西江軒」「風露軒」「得知軒」
があり
観光客の方々が
お点前を体験されていました
「利休屋敷跡」
利休が産湯をつかったと言われる
井戸がありました
今もそこから水が湧き出ていて
その水が
蹲踞にひかれていました
ボランティアの方のお話によると
実際に利休の家屋敷等のあったのは
この空地のスペースだけでなく
この場所を含んだ
かなり広い一帯だったのだそうです
帰りに
和泉市久保惣記念美術館に
立ち寄りました
庭園内にある
「惣庵」と「聴泉亭」は
表千家不審庵と残月亭を写して建てられた茶室です
「聴泉亭」
「惣庵」
(中に入ることはできないので
水屋のある廊下の脇から写した写真です)