表千家一期一会

逸翁美術館

三連休最終日の
「スポーツの日」
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は午前中に
昨日のお稽古の後片付けと
明後日のお稽古準備で
風炉の灰をおし直した後
今月末のコンサートに向けて
1時間ほど
ピアノの練習をしました

その後
池田の逸翁美術館に向かいました

京阪バスで長尾駅に向かい
JR学研都市線と環状線で
大阪駅に出て
阪急電車に乗り換えて
阪急池田よりタクシーに乗り
家から2時間で到着しました

茶道雑誌9月号にも掲載されていた
「『漆芸礼讃』漆工・三砂良哉」

大正から昭和にかけて活躍した
大阪の漆工・三砂良哉の展覧会です

黒地石蕗蒔絵盆

黒地蜜柑蒔絵手箱

上の二点の作品のみ
写真撮影・SNS可能でした

150点もの作品を
じっくり拝見した後
14時より
武者小路千家家元後嗣
随緑斎千宗屋氏によるご講演
「好み物を楽しむー茶人と職人の共同作業」を
一時間半拝聴いたしました

講演の内容は
三砂良哉と武者小路千家との関わり
そして
タイトルにありますように
茶人と職方との関係へと展開し
映像や動画も駆使されて
大変わかりやすく面白いお話でした

個人的に印象に残ったのは
宗匠のお話の中に
外国語が多用されていたことでした

例えば・・・
prototype「原型」 
fine art「芸術」  
remake「作り直す」
  memorial year 「記念の年」
texture「質感」
avant-garde「前衛」

他にも度々
カタカナ表記の言葉が登場し
歯切れの良いお話ぶりと相まって
とても自由で開放的な印象を受けました

あらためてパンフレット記載の
プロフィールを拝見しますと
「2008年文化丁文化交流使として
ニューヨーク滞在」とあり
なるほど・・・と思いました

2018年に行なわれた
奈良興福寺・中金堂の
落慶法要において
御献茶をされた際の
エピソード並びにお道具についてのお話は
大変興味深いものでした

「天平伽藍に合った道具組」を
興福寺より依頼され
御家元自ら若い職方と相談しながら
制作されたお道具の取合わせ
中でも
立礼の及台子には
驚きました

普段他の流派の宗匠のお話を
お聞きする機会はほとんど無いのですが
今回のお話を伺い
表千家・裏千家
そして
武者小路千家という
三千家それぞれの特徴と存在意義を
あらためて
再確認させていただいたような気がします

図録も買いました

講演は15:30に時間通り終了し
帰りは池田駅まで歩き
再び阪急・JRを乗り継いで
日没までになんとか帰宅しました

「スポーツの日」に
何一つスポーツはしませんでしたが
朝から動きっぱなしの
結構ハードな一日でした(^_^;)

最近はお天気の良い日が続き
今夜も綺麗なお月様が光っています

明日も
”十三夜”のお月様に会えますように・・・
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