表千家一期一会

9月稽古場 6


今日の研究会は
且坐のお稽古をしました

六名ご出席いただいたので
三客と四客に
香を焚いていただきました



「無事」
大徳寺黄梅院太玄師


今日
私がこの掛物を掛けたのには
いくつかの思いがあってのことです

一つは
今週26日
”無事”に「還暦」の誕生日を迎えられたこと

一つは
この秋から年末にかけて
息つく暇もないほど
色々と気の張ることが続くので

それらを
”無事”やりとげられるようにとの思い


しかし
禅語としての「無事」には
このような一般的な解釈とは
異なる意味があるといいます

すなわち
私たちは
生まれながらにして
尊い仏性の所有者であるのに

そのことを忘れて
外に向かって仏を求め 
悟りを求めようとする


そういった
外に向かって探し求める心が
なくなったところを
「無事」
というのだそうです


この世に生を受け
六十年が過ぎて
生まれた年の干支に還った今

外に向かって求めていた
心のベクトルを
方向転換し


自分自身の中心をみつめ
まっすぐに
ぶれることなく

人生の最終ステージに向かって
自分らしく
生きていきたいものと思います




主菓子は
席中ではいただかず
水屋でいただいてから
席入りします


この虫明焼の食籠は
蓋が面白いのですが
それは
又の機会に。。。

     


み菓子

見るだけなんて・・・

初めて且坐の稽古をする人は
皆びっくりしますねmeromero2

コメント一覧

一期一会
次香 師匠におたずねした時は、
四客は志野袋に入れて袂に入れておくと
聞きましたが、残念ながらその稽古の経験は無く
細かい手順はわかりません。

よって、私の場合は
単に二人の方に香を焚くお稽古をしていただくという
目的で、二種の香包を重香合に入れています。
お弟子さんにもそのように断ってしています。

いい加減なことで、申し訳ありません。
いつか、師匠に次香もちゃんと教えていただきたいと、
その機会を待っています。
雲や
且座ですか。そんな季節ですね。表千家教科書通りの飾りとお見受けいたしました。
次香のやり方にいつも困ります。裏千家の七事の一つを参考にさせてもらっていますが、実践の機会もなくまた忘れそうです。

還暦おめでとうございます。
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