名古屋で一人暮らしをしている
実家の母に
会いに行ってきました
卒寿を迎えても尚
昔と変わらずに
床の間に季節の掛軸を掛け
花を美しく生けている母に
あらためて尊敬の念が湧いて参ります
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五月のお節句が近づくと
お座敷にはいつも赤鍾馗が掛ります
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子供の頃は
夜になると
この掛軸の前を通るのがとても怖くて
なるべく床の間を見ないようにして
走りぬけていました
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今見ても
目にすごみがあって
今にもこちらへ飛び出してきそうです
誰が書いたものだろうと思って
近づいて見てみました
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始めの二文字の意味は
よくわかりませんが
角鹿藩東山筆
と書いてありまして
検索しましたたら
江戸時代後期から明治時代
越前敦賀藩主に仕え
後に大坂に住んだ
石垣東山という画家だったことが
わかりました
母に
来年のお茶会をする時
貸してもらってもいいかしらと
尋ねたら
それはうれしいねー!と
喜んでくれました
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実家で母とのおしゃべりを楽しんだ後
帰りに滋賀県近江
中山道沿いにある
「茶ろん 坪六」という
日本茶カフェに立ち寄りました
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築120年の旧商家を改装したお店です
新緑の美しい中庭を眺めながら
和菓子とお抹茶をいただきました