表千家一期一会

新年のご挨拶


新年明けまして
おめでとうございます

2023年
皆様はどのような一年にしたいと
思っていらっしゃいますか

私は毎年
年頭にその一年のモットーを
考えるのですが
昨年の暮れあたりから
色々思案していて
ようやく本日
自分の心の中に
「これだ!」と響く言葉がありました

それは
『自覚する』

堀内宗心宗匠が
「おのれを磨く日々の稽古」(世界文化社)の中で
「わび茶の三原則」として
次のことを掲げていらっしゃいます

一、道具は一種にしぼること
一、礼儀を正しくすること
一、茶人はいかにあるべきかという自覚


この最後の『自覚』という言葉
ウィキペディアには
次のように説明されています

自覚とは、
自分自身の置かれている状態や自分の価値を知ること。
本来は仏教用語である。
自覚は単に意識の有る無しを意味するほかに、
文字通り自ら覚ることを指す。
「覚る」とは気付くことであり、
気がつかないことを反対語として不覚(ふかく)という。
分裂状態も意識が統一を成し、
純粋経験を経験するためには、
「見られる意識」と「見ている意識」という
主観と対象の対立を克服する必要がある。

後半少し難解ですが
とりあえず自分なりに理解して
今年は
この『自覚』という言葉をキーワードに
一年を歩んでみたいと思います

本年もどうぞお付き合いくださいますよう
宜しくお願いいたします

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