「松無古今色」
當麻寺中之坊貫主 實秀師
長板 諸飾り 濃茶点前
久しぶりに
穂屋香炉蓋置の扱いを
お稽古していただきました
ところで
長板で濃茶点前をする時
仕服を置く位置に
迷うことはありませんか
これは
これまで習った先生によっても
少しずつ違っていました
お茶のお点前では
他にも時々そういうことがあります
以前ある宗匠が
表千家では
色々ある全ての流れを包み込んだものが
表千家流であって
その中で
より良いものが自然に残されていくのです
というようなことを
仰っておられました
私もこういう考え方が好きです
お弟子さんにお伝えする時は
その内容によって
私の習った全てをお伝えする場合もあれば
自分の中で一つを選択して
お伝えすることもあります
もしかしたら
私の知らない別のやり方も
あるのかもしれません
お茶の世界は
本当に深くて広いです
主菓子 水仙花 鼓月製
干菓子 花一枝 亀屋良永製