子供たちは春休みで毎日虫のように羽ばたいております
羽ばたき方が色々ある中、長男坊は畑で一人遊んでいます
長男坊に幼児から耕うん機を使わせている鬼役ですが、
今では”耕うん”を学校の宿題より楽しんでいるので鬼役の企み成功ってとこです
鬼役が尊敬している最後の宮大工と言われた棟梁、西岡常一さん は、一子相伝の宮大工に生まれ
幼少のころ、お爺さんの仕事に連れて行ってもらい何をするわけでもなく
現場をずっと見続けてきたそうです。
そして宮大工の道に行くには学校へ行けと、父親は建築系を当然のごとく進めたのですが
お爺さんは、なんと農学校に行くべきだ!と、訳も分からず農学校へ進学したそうです。
西岡さんは神社仏閣のみを手がけているので自分の家すら他人に作ってもらい、
仕事の無い時は自給自足をしていたそうです。
しかし、お爺さんはその自給自足の為だけに農学校へ行かせたのではなく
”木を知るには土を知れ” という教えがありました。
宮大工さんの口伝に、木を買わずに山を買え という教えがあります
良い木はその育った環境と土だと、その土を知り得なければ1000年以上持たせる
良い木を選ぶことはできないということだそうです。
鬼役がこの家業に就いたばかりのとき
お客様から、「じゃがいもの芽欠き」ってどうするの?と聞かれ
その場で全く分からず、答えられませんでした
農機具を売っていてそんなことも知らない自分に恥じて、
その次の日、参考書片手に自分でジャガイモを植えました
そしてようやく丹精込めて育てたジャガイモを収穫し、
家に喜んで持って帰ると
”しっかし、へったクソなジャガイモだなあ~”と
ヒト蹴りしやがったウチの棟梁
土に還れ
鬼農
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農機具を売っていても、作物のことは分からないことだらけ、
家庭菜園も勉強のうちですね♪
土との対話も必要なんですよね。