◇コロナウィルス雑感（三浦半島）

　時間があるので、ゆっくりと論文を書いていたら、連れ合いから出動命令が出た。

　フォーラムは中止し、委員会ももう年度末なので、ほとんどなく、あっても4月にしましょうとなった。多動性の私とすると、とても厳しいが、この2週間は、政府の指示に従おう。政府というか、連れ合いの指示に従うが正確である。

　そんなおり、連れ合いから出動命令。近くのスーパーでマスクが出たという、犬仲間からの情報メールが来て、私が買いに行くことになった。

　濃厚接触の機会がない私にとって、マスクはアリバイみたいなものであるが、花粉症がひどい連れ合いには必需品である。だいぶ、在庫がなくなってきたので、不安になった連れ合いが、出動命令を出したのである。

　あわてて走っていったが、薬局には、すでに列をなしている。20人位まえで、すでに箱のマスクは売り切れ。なんとか政府が北海道で配った7枚入りのマスクをようやくゲットした。すでに箱のマスクをゲットし、レジで支払いをした人の、「ちょっとやったぞ感」の表情は、ほほえましく、おかしかった。

　今回のウィルス騒動では、多くのことを学ぶことができた。例えば、政府は、政府でやることと地域でやることの区別がついていないようだ。また、地方分権や一億総活躍と言っても、本当には理解していないように思う。

　決定する際には、専門家の意見を聞く、官僚にも存分に力を出させる、せめて、こうした基礎はやってもらたい。また、言葉だけ、カタチだけの対応もやめてほしい。コロナウィルスもやばいが、政治に対する不信感を増幅させたことのほうが、もっとやばい。