松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆日弁連の「若者政策講演」の反訳を校正した

2024-08-09 | 若者参画政策
 日弁連の「若者政策講演」の反訳をようやく校正した。

 50分の講演であったが、1万7千字にもなっていた。普通は、90分くらいで話す講演なので、たくさん、詰め込んだ講演になっていた。前半は丁寧に、中盤以降は、時間がないから、要点だけの内容になってしまったようだ。パワーポイントがあるから、それを示しながら、「ほら、こんな背景がある」と言えばある意味理解できるので、反訳すると、要点だけになってしまう。

 同時に、パネルディスカッションでもコメンテーターをやったので、それも確認した。こちらの方は、ときどきの出番なので、かなり丁寧に話をしていて、たいして補正するところはなかった。

 パネルディスカッションでは、進行の古田弁護士が、なかなか新鮮な質問をしてくるので、これまで忘れていたことも思い出して、話ができた。いい機会だったと思う。

 若者議会の委員が提案する政策の正当性に話が広がっていたので、当時の担当の森さんと話をしたことを思い出して、コメントをした(話の前段では、最終決定は議会であるが、議会とすると、結局、若者の提案を丸のみすることになるのだろうという前提があっての話である)。

「松下 私はアドバイザーで新城市の若者政策に関わったのですけれども、大杉さんが言われた代表制のような話で、できて6年目くらいのときから、「若者たちの提案の正当性は、どうなのか」という議論になったのです。

 そこで、ご存じだと思いますけれども、遊佐町では、少年議員を選挙で選んでいるわけです。選挙といいましても、立候補者がいませんから、無理やり集めて、結局、信任投票ですから、選挙実態があるかどうかは別です。そのように考えていきますと、「そろそろ過渡期だ」という議論をしたのです。

 では、どうするか。選挙は、普通の選挙でも投票率が30%、40%で、若者の選挙をやっても10%から20%ですから、難しいでしょう。でも、「選挙とは何なのか」です。要するに、「何をやりたい人を選ぶのか」で、人を選ぶのだけれども、その人が何をやりたいのかが選挙のポイントです。そうであれば、若者議会に出た人が「自分は、このようなことをやりたい」と言い、「いいね」システムで、「「いいね」がたくさん集まったら、それは自信を持ってやる、「「いいね」が少なかったら考え直してみる、というシステムをやったらどうか、というようなことを話したことを思い出したのです。その辺りが、6年目か7年目にあったことです。

 ですから、これがどんどん広がっていきますと、正当性の問題、代表制の問題が常に出てくるように感じました。」

 反訳文が、このようになっているので、実際、こんな感じで話をした。いろいろな人と議論するというのは、新たな発見(思い出し)がある。
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