松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆次期総合計画審議会(相模原市)

2018-08-23 | 総合計画

 次期総合計画の審議会があった。今回、初めての参加なので委嘱式があった。

 行政の委員会はいくつも参加しているが、総合計画の審議会委員についてはほとんど体験していない。通算しても3回くらいしかないだろう。ただ、今回は南区区民会議の代表という立場で参加した。普通は学識者枠ででるが、この場合は、発言が評論家的になりがちであるが、今回のような立場では、発言の軸がはっきりしていているので、発言がしやすい。

 なぜ、これまで総合計画の審議会は、なかなか出てみようという気が起こらなかった。その理由のひとつには時間対出席の意義で、効率が悪いからである。

 ①総合計画は、自治体の最重要の基本計画なので、どうしてもつくりが重くなる。自由に発言するという風にはなりにくいからである。しかも、委員数がべらぼうに多い。例えば相模原の総合計画の委員は30人である。これだけいると、発言が難しい。だから、一度も発言しないで終わってしまう委員もたくさん出てしまう。この日も発言したのは、5,6人だけだと思う。重苦しい雰囲気の中で、手をあげて発言するのは勇気がいる。私は、この日、3、4回発言したが、きっと「出しゃばった野郎」だと思った人もいるだろう(発言したのが、南区の関係者が多かったというのが印象的だった)。

 ②説明時間の長さである。総合計画では範囲が広いので、膨大な資料が伴う。その説明に時間がかかるのである。出席者に知識の幅があるので、できる限り基本から説明することになるので、どうしても説明時間が長くなる。この日も、説明が長かったが、ただ説明者がなかなか上手だったので、飽きずに聞けたが、それにしても、時間がもったいないと思う。

 かつて、人口が増え、右肩上がりの時代ならば、こうした役所任せの審議会でもよかったかもしれない。しかし、もはや役所まかせでは、持続しないのは明らかである。役所だけでなく、みんなが力を出す必要がある。それが国では一億総活躍であるが、相模原も72万人総活躍が必要になる。

 となると、審議会の審議のあり方も、少しずつ変えていくべきだろう。少なくとも、みなが発言できる機会をつくる必要がある。そもそも、思いを持った人が集まったのに、もったいない話である。

 次回には、グループに分けて、みんなの思いが発言できる場をつくってみたらどうだろうと提案してみよう。

 この日は、夕方の4時からということで聞いていたので、それに間に合うように出かけた。横浜から横浜線の快速に乗ったが、うとうとしてしまった。断片的に覚えているのが、新横浜までの各駅と、長津田駅である。「あ、準ゼミのモモちゃんのところだ」と思った。次に目を覚ましたのが、「八王子みなみの野」。下車駅の相模原から3つも過ぎている。慌てて降りて、引き返すことにした。

 市長さんの委嘱式もあるというのに、はなから遅刻か・・・。その時、幸いというか、区役所からのラインが来て、「開始は4時半」とのこと。滑り込みで間に合った。運が良いと思ったが、そもそも寝過ごすことが運が悪いので、ちっともよくなかったということだろう。八王子みなみ野のホームは初めて降りたが、大きな家が立ち並び、いい住宅地のようだ。時間があれば、降りてまちを探検したくなったが、そんなことをしている余裕はなく、慌てて反対電車に乗り込んだ。

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