松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆審議会のはしごをする(白岡市、相模原市)

2019-07-17 | 総合計画

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 この日は、審議会のはしごになった。白岡市の行政評価委員会、相模原市の総合計画審議会である。白岡では、私が座長、相模原では、南区選出委員である。

 コントラストが鮮やかだった。この日の白岡は、今年の評価テーマを決める会議であった。18の候補から4つに絞っていく。

 白岡市はメンバーが6人ということで、談論風発で、途中、私の市長選挙出馬のような不規則発言もあるような自由闊達、メンバーそれぞれの思いを語る会議となった(議員さんの傍聴が3名あった)。

 白岡では事務局説明は、簡単にする。実際、担当者の説明は、簡潔・ポイントを突いた説明である。これは、みな事前に勉強してくるからで、逆に長い説明などあったら、「ちょっとトイレにいってくる」などという人もでてくるだろう。実際、委員は、みなよく勉強してくる(そうしないと、会議で取り残されてしまう)。

 その議論のなかで、この日は、最終的には4つの選択をしなければいけないが、こうした闊達な議論が行われているゆえに、みなで納得しながら、合意に行きつくことができる。私は、熟柿が落ちるように決めていけばいいので、気が楽である。

 他方、相模原市は、30人の会議なので、運営も難しいと思うが、なかなか議論が深まらない。話したいことはたくさんあるが、私のこの日の目標は、若者政策をきちんと総合計画に落とし込むことである。

 しかし、時間が押して、許された時間は最後の1分。これで、「事務局案は、若者は保護の対象という位置づけのみにとどまっている。その点も重要であるが、若者がたくさんいる相模原の強みを活かして、若者が活躍するという記述も必要ではないか」とようやく要点を言っただけだった。

 南区の取り組みや社会の動向など、重層的に話すと、納得感が高まると思うが、どうしようもない。半分は、理解してもらえなかったのではないだろうか

 会議の途中に、坂本さんたちが自治会でやっている、災害時の支援者名簿の話が出たので、話を深めるために、これは市の要綱等による裏付けがあるかどうか、不規則発言してみた。でも、こうした会議運営は、好ましくないような感じだった。

 談論風発してこそ会議だと思うが、まあ、それぞれのやり方があるのだろう。対案としては、とりあえずは、説明時間を大幅に短縮して(5分くらいにして)、後は論議にしたらどうだろうか。そして、論点を少し深く議論するようにしたら、どうだろうか。

 ちなみに、災害時支援者名簿は、そのあとも意見が続いて、市として、きちんと条例のような仕組みをつくるべきという議論に落ち着いた。こんな感じに、委員のバックボーンや知識を活かして、案をまとめていくのが私の好みであるが、会議の運営の仕方は、人さまざまなので、これ以上いうと、クレーマーと思われるので(少なくともうるさいおやじだと思われていると思う)、今後は、おとなしくしていよう。

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2 コメント

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災害時要支援者名簿 (imai)
2019-07-22 17:50:48
先日、緑区の若葉台の自治会長とお話したところでは、城山地区のまちづくり会議(だったと思います)でも、災害時要支援者名簿を活用できるようにしなければ…ということが話題になっていたようです。
先生のこの投稿を読んでいたので、すごいシンクロぶりとまずは驚きましたが、偶々とかいうことよりは、今の仕組みや運用に対する現場のリアルな問題意識なのかなと思っています。
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政策課題は現場で起こっている (マロン教授)
2019-07-23 22:20:13
こうした思いや行動をすかさず拾って、政策として体系化するのが、役所の仕事ですが、なにか、もったいないですね。相模原市だけのことではなく、全体の傾向と言えますが。それだけ、職員の仕事が多く、身動きが取れないのかもしれませんが。
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