☆指定管理者選定委員会と台風の影響（武蔵村山市）

　市民活動センターの運営管理者の選定委員会があった。

　こうした選定委員会の委員はほとんど記憶がない（大阪国際大学時代にはあったかもしれない）。声がかかっても、丁重にお断りしてきたせいかもしれない。

　これまでお断りしてきたのは単に時間がないからで、今回は大学を退職して、授業がなくなったので、その分、時間ができたので、お引き受けできるようになった。ただ唯一、お引受けしないものがある。それは、首長が独自判断で行うマニフェストの評価委員で、これを引き受けたら、お互い嫌な思いをすると考えるからである。

　一つの例で、以前の神奈川県知事さんが、たくさんの条例を作ることをマニフェストに上げたことがある。その評価を見たことがあるが、条例が制定されたので、皆達成ということで、高評価がついていたが、私が評価したら、これだけではまだ３０点である。条例は動く仕組みを作って、動くようになって、初めて達成だからである。私のような評価基準は、理解されないだろうから、なぜ、こんなに低評価なのかと不満が出て、お互いが嫌な思いをすることになる。

　今回改めて、思ったのは、提案に参加される事業者の方々のご苦労である。膨大な時間を使って、資料を作り、分厚い資料を何部も用意する。そのコストも大変だろう。契約をとるためなのだから仕方ないという意見もあるだろうが、社会全体では大きな損失なので、そのコストを少しでも減らす工夫も必要だろう。

　少なくとも、審査する側は、その苦労に報いるような努力が必要で、あらためて自戒した次第である。

　さて、今年は、私の活動は、台風の影響を受けている。今夜、徳島に行く予定であったが、台風２０号のため、研修が順延になった。この前の福山市で予定したコミュニティ政策学会も中止になったが、これに続く余波である。昨年は、連れ合いも徳島に行ったが、今年は、私一人だったので、あっという間に対応できたのが、何よりだった。しばらく遠方への出張が続くが、台風の影響は、もう一度くらいあるのだろうか。