
82011.2.21)
最後の答申になった。結局、私は、ほとんど役に立たず、要するに、私は審議会向きではないのだろうか。
秦野市の総合計画は、「ボイスオブはだの」に代表されるような、協働型のつくり方が優れている。この仕組みは、最近書いた『地方自治はやわかり』でも紹介しているが、プラーヌンクスツェレを採用し、その報酬が地域貢献券という点が面白い。全国で、この話をするので、審議会ではあまり役に立たなかったが、側面からの応援はできたのかもしれない。
答申後、懇親会があった。会長の牧内さん(テレビ神奈川の社長さん)は、元神奈川新聞出身であるが、私が市役所の駆け出しのころ、神奈川新聞の大幹部の人たちと、ずいぶん一緒に仕事をしたことから、共通の知人も多く、話が尽きなかった。
審議会に出ている県会議員の方々も、魅力的で、今回の審議会では、私のほうが得をしたようだった。
帰りは、担当のSさんが、二宮まで送ってくれた。秦野駅でもよかったが、Sさんとは話をしたかったので、あえてお言葉に甘えることにした。気遣いの苦労人で、気持ちいい男である(インターンシップで学生たちも過分のお世話になった)。そんなわけで、Sさんから声がかかれば、優先してお手伝いすることにし、今回も引き受けたのであるが、冒頭に述べたように、ほとんど役に立っていないのが残念である。
(2010.11.10)
途中何回か参加しているが、記事は書いていなかった。本日は第5回目の会議である。PCが終わって、ほぼまとめ段階に入ってきた。
総合計画と自治自治基本条例の役割については、私自身は一定の整理をしているが、今回会議に参加してみて、総合計画の前に自治基本条例を考える有用性・意義を実感することになった。
総合計画というのは、どうしても現在をベースに考えることになってしまい、出来上がったものは、現状延長上のものになる。
ところが今日、重要なのは、これまでの延長線で物事を考えるのではなく、新たなパラダイムを再構築して、そこからさまざまな政策を組み立てなおすことである。自治基本条例を先発させる意味は、この機会に自治のあり方を根本的に考え直すことができるというメリットで、ここからしっかりやって、総合計画を組み立てなおすと、これまでとはずいぶんと違った総合計画になる。
ただ、これは自治基本条例の検討が、自治そのものを考える検討になった場合であって、ほかの都市の条例をなぞるような検討をしていては、総合計画を組み立てなおすまでにはいかないだろう。
今回は、自治基本条例は、総合計画の枠組みを決めるものになるという意味をあらためて実感することができた(総合計画の検討に当たって、自治そのものを考えることができれば、自治基本条例を検討する必要はないが、総合計画の前裁きで、自治のあり方を考えるというのは、実際難しいだろう)。
今回も、帰りに秦野駅は一階のお土産店によってみた。買ったのは、落花生入りの三笠山で、さて味のほうは?
(2010.7.28)
総合計画づくりでは、私はあまり、役には立たないのではないかと思ったが、審議会の委員を引き受けることになった。第1回目は、授業とぶつかったのでお休みだったが、第2回目の会議に参加した。
横須賀から秦野市へは約2時間。横浜に出て、相鉄線で海老名、小田急に乗り換えて秦野である。ドアツウドアで2時間かかる。時間配分を誤り、コンビ二で買ったおにぎりを食べながら市役所へ向かうことになった。会議では、前回休んだ分、少しおおめに話させてもらった。
秦野市の優れた点は、策定過程で、PZを取り入れ、しかもその報酬が、1枚200円の地域貢献券であることである。3枚たまると、鶴巻温泉の市営の日帰り風呂に入ることができる。この秦野市の取り組みは、今度出る「市民協働立法のつくり方」(自治体法務研究・ぎょうせい)でも紹介しているし、講演会では、必ずふれている。企画課の人たちとも旧知で、一度、電話でお断りしたが、尋ねてこられて、サルも木の登るような話をされたので、委員を引き受けることになったといういきさつがある。
終了後、学生のインターンシップの打ち合わせをおこなった。学生5名が、今度、秦野市にお世話になる。このあたりに融通のよさは、地方都市のよさを残している。今回も、いろいろと、ご配慮いただき感謝。
会議室の前面が、丹沢できれいだった。学生のころ、大倉尾根をそれこそ、いやというほど上ったが、今はどうなっているのだろうか。戸川の上流もきれいに整備されて、見違えるようになっているところを見ると、ずいぶんと変わっているのだろう。今度、一泊して、登って見たいと思う。
今回は、遅くなったので、駅1階のお土産さんには寄らなかった(秦野は、水のまちなのに、なぜ醤油がないのだろう)。私は、我が家ではパン係なので、秦野駅にある北欧で、食パンを買って帰った。