松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

◇久しぶりに(湯河原)

2011-02-23 | 5.同行二人
 本当に久しぶりに湯河原へ行くことができた。キャンセル貧乏の我が家としては、当日朝、旅館を予約していくという新パターンを試みた。
 場所は湯河原。この時期だから、どこもガラガラ。今回は熱海市側の湯河原の宿に泊まることにした。湯河原の温泉街は、大半が神奈川県であるが、実は、藤木川の右岸は一部は熱海市で、二つの県にまたがっている(だから、熱海市側は、伊豆湯河原温泉といっている)。県が二つにまたがるというのは、いわば役所の都合であって、生活圏、あるいは温泉客にとっては同じ湯河原である(聞いてみたら、この旅館は2つの温泉組合に入っているとのこと)。
 部屋やお風呂からは、遠くに相模湾が見え、また向かいの山がきれいだった。
 今回は、次男坊の参加で、去年の桜見物に焼津に行って以来になる。なかなか、ゆっくり話すことがないが、ほかのお客がいない大風呂では、たくさんの話をすることになる。次男坊から、学ぶことも多いが、給料が安くても、安心して勤められることが、少子化対策や消費の活発化になるという議論は、当事者だけに説得力がある。宿で見た新聞の夕刊の一面が、一方は、市民によるリビアの現体制の変革、他方が、小沢問題と上野のパンダという落差が、今日の日本の問題を象徴しているねという、若者らしい問題意識は、共感できるが、「問題意識はあるが、しかし、忙しすぎて、なかなか関わることができない」という意見は、これも当事者だけに説得力がある。このままではいけないのだろう。
 市民税を10%まけるとかいった、市民の前にニンジンをぶら下げるかのような議論は、ますます、私たちの自治力を弱めるばかりで、こんなことは早くやめて、基本的な部分から、組み立てなおしていかないと、私たちの国は、未来がなくなってしまう。
 せっかく湯河原にきたので、幕山の麓にひろがる湯河原梅林を訪ねてみた。看板では5分咲きとなっていたが、これは仲人口のようなものだろう(1分増しという感じ)。しかし、うららかな天気で、それでも十分きれいであった。これからが満開で、さらにきれいになるだろう。
 帰りは、いつものように江ノ浦の籠清によって、鯵や練りものを買った。勢いついでに、まったく方向違いの海老名SAによって、メロンパンを買おうと話がまとまり、ここでも小さなたびを楽しむことができた(海老名SAには、十日町の小嶋家が店を出していた。ここでも懐かしくて、ふのりソバを食べた)。
 また、行こう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆市民力を生かした総合計画(... | トップ | ★行政とNPOとの協働(マッ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

5.同行二人」カテゴリの最新記事