松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆はじめての条例づくり⑥・必要だと思う人がつくる後日談①

2019-12-29 | はじめての条例づくり
 必要性に迫られれば、日本一の条例になる。

 個人情報保護条例を作って、しばらくして、デスクでコーヒーを飲みながらのんびりしていたら、電話がかかってきた。組合に偉い人からで、「松下くん、ちょっと組合会館に来てくれないか」。

 うなぎでも、ごちそうしてくれるのかと、ウキウキしていくと、講堂に300人くらいの組合員がいて、住民基本台帳の電算化の勉強会とのことだった。そこで、個人情報保護条例について、説明してほしいということだった。いつもの通りにやってよと言われた。

 300人を前に、私は何と言ったか。「この条例は日本一の条例です」と言った。「だからプライバシーの保護は万全です」と言った。本当に、日本一かどうかはわからないが、私は、精一杯、最大限の努力をして、この条例を作った。私的には、日本一である。だから、自信を持って日本一と言った。

 もし、情報公開担当が、話したらなんというか。彼らは、全体、日本一とは言わないだろう。なぜならば、彼らには、この条例をどうしても作らなければ行けないという動機がないからである。彼らは困っていない。ところが、私は、困っている、必要性に迫られているのである。「日本一の条例」を作らないと、確認書をないことにできない。困っているのである。

 私は、どちらかというと迫力がない方であるが、困れば、迫力もでてくる。

 繰り返しになるが、条例は、必要だと思う人が作るのである。

 
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