松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆穏やかに自治を考える(新城市)

2012-03-01 | 1.研究活動
 自治基本条例づくりが佳境に入ったということで新城へ寄ってみた。
 新城市の特徴は、自治を運営する仕組みを考えている点である。
 一つは、市民総会。詳細は、まだまだであるが、市民と市長、議員が話し合う場である。定例的に年1回開催するということもあるが、大きな課題が出たときも臨時で開くとよいであろう。たとえば、住民投票の前提条件を満たしたような場合、いきなり投票ではなく、みんなで話し合う機会として、この市民総会を使ったらどうだろうか。そこで、方向が出れば、無駄な投票をしないですむ。
 市民討議会も条例の目玉の一つである。最近では市民討議会というと、ややイベントのようなものになってしまっているが、ここで考えているのは、もっと原点に戻ったような会議である。特定のテーマを時間をかけて、じっくりとやるもので、そのように考えると、ずいぶんと可能性が広がると思う。
 新城市の特徴は、参加している市民の人たちが、実に穏やかな点である。前向きの議論をする。これは三河という土地柄がなせるワザではないかとひそかに考えている。
 新城に行くと、市民の方から、お土産をいただくことがある。今回も、「今日あたり先生がくるのではないか」とのことで、わざわざ用意してくれたらしい。本当にありがたいことである。そういえば、昨年、学生たちと大挙、新城を訪ねた時も、本当によくしていただいた。次は、私の番である。
 夜7時からの集まりということで、新横浜4時52分発のひかり。6時には豊橋につき、6時25分の特急に乗ると、6時45分に新城に着いた。時間がうまく合うと、実に近い。
 終わりは9時を過ぎたので、この日は豊川泊まり。駅前のリキで中華料理を食べ、泊まりは駅横のホテルという、いつものパターンになった。
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