松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆一人ひとりが大切にされるまち(新城市)

2011-07-07 | 1.研究活動
 自治基本条例は、市民一人ひとりが、尊重され、大切にされるまちをつくる条例である。そのためのルールをつくろうとしている新城市で、じっくりと話す機会があった。
 新城市が自治基本条例をつくり始めて、今年で二年目になる。昨年度は、市民21名が集まって、自分たちの体験や経験を踏まえて、市民の言葉による自治基本条例(たたき台)をつくった。今年度は、その市民委員さんを40名に増やし、さらに役場の地区担当40名の合計80名で、一緒に地域で出て、さらに議論を深めていく。この日、合同の会議があり、そこで話をさせてもらった。
 今回は、市民一人ひとりが、尊重され、大切にされるまちをつくるという条例の意義をもっと分かりやすく説明するために、大震災を例に話をした。大災害から、市民一人ひとりの命を守るには、市民の自立、市民間の連携、情報の共有、役場職員のがんばり、地域組織やNPOの役割、他のまちの市民やNPOとの連携、議員の在り方、計画づくりへの市民参加などさまざまな要素があるが、こうしたツールが、この条例には規定されることになる。逆に言えば、大災害から、市民一人ひとりが守られるような内容で、この条例はつくらなければならないということでもある。
 今回は、大災害を例にしたが、これは高齢化、福祉、環境など、さまざまな地域課題すべてに当てはまる。今年度は、地域に出て、地域の個別課題を聞きながら考える中で、自治基本条例の有用性をさらに高めていくことになる。たたき台は、そのためのヒントで、有用なところは、条例に引き継ぎ、足りない部分は、補強すればよい。
 質疑になり、新城市における自治基本条例の意義についての質問があった。正直、今回は、具体例を出して、標記の自治基本条例の意義を具体的に話したつもりなので、少々がっかりして、返事を躊躇していたところ、担当のMさんの返答は、「新城における自治基本条例の意義を横須賀に住んでいる松下さんに聞くのですか?」というものであった。また、22年度の市民委員であるMさんから、「人は一人では住めないから、私は自治基本条例をつくる」というものであった。それぞれが、自分の言葉で自治基本条例を語っているのことに、驚き、かつ元気になった(終了後、昨年度のメンバーであるOさんが、大震災に当てはめるのは分かりやすかったと声をかけてくれた)。
 最後に、時間を取り、地域ごとに分かれて車座で話をした。時間の制約から、無理に終了にしたが、市民と役場の人たちが、自由に意見を言い合っている姿は、見ていて気持ちが良かった。次回も、この続きをするという。あせらずやってほしい。
 今回のお土産は、豊橋でいつもの醤油とほうじ茶を買った。またワインのお土産もいただいた。最終電車に間に合わず、いつも泊まる豊川のホテルにとまったが、ホテルの名前が変わっていた。横浜桜木町のブリーズベイホテルの系列になったらしい。このホテルは、横浜市にいたころ、会議で何度も利用した。まだ、みなとみらい地区が空地ばかりだったころである。
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2 コメント

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すごいですね (イマイ)
2011-07-08 20:02:48
担当のMさんの切り返しに感涙です。
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本当にすごいね (マロン教授)
2011-07-08 22:00:55
 本当にがっかりしていたところに、Mさんの発言でした。市民委員のメンバーもいいですよ。

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