松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆『市民協働の成功法則-焼津市の例』フォーラム終わる

2022-07-10 | 1.研究活動
 『市民協働の成功法則』(水曜社)をきっかけに、焼津市の事例を紹介した。

 協働は、仲良く一緒にやるというレベルの話ではなく、次の時代を生き抜く新しいパラダイムである。だから、一緒にやらない協働だってある。私は、この協働に関わって30年になるが、なかなか、この協働の本意がうまく伝わらず、そこで、この本を書いた。

 ただ、理念や考え方を示すだけでは不十分なので、それを政策で実現したのが、新城市の若者政策や、今回、紹介した焼津市のまちづくり市民集会である。

 今回は、withオールやいづのメンバーということで、焼津市から、石原さん、緒方さん、池ヶ谷さん、市民集会実行委員会の関さん、保科さんという、豪華メンバーで、共同報告となった。また、新城から、加藤さんや前澤さんも参加して、私だけではできない話をしてもらい、重層的でクロスした報告となった。

 圧巻は、終了後の任意の交流会で、さらに、ざっくばらんな話となった。やや、危ない話もあるので、ここでは詳しく書けないが、行政、市民が連携しないと、条例ができな話をリアルに語り、あらためて、協働の実践的意味が明確になった。

 これまで、人をつなぐという点も、重視して仕事をやってきたが、高知から参加した協働初心者mayさんにとっても、これらの人は新鮮、魅力的だったようで、早速、連絡先を教えてあげることにした。よい機会をつくってくれた北海道自治体学会の吉田さんに感謝したい。

追伸
 ちょっと、ショックを受けたことがあった。交流会のなかで、焼津市役所から、私に条例づくりを依頼するにあたって、担当の人たちが研究室にやってきたが、「ネットで画像を見てきたが、もっと、真面目な人かと思ったが、全然、違った」という話があった。私は「え」と思った。ネットで出ている写真が、いかにも真面目そうだというのであるが、そんな写真があるのだろうか。

 吉田さんからも、同じような話があった。

 知らない人は、私のことを「まじめで、冗談など言わない研究者」とみているということなのだろうか。

 長い間、この仕事をしているが、初めて、気がついた。そうならば、まじめ路線でいこうかと思ったが、無理は禁物なので、止めておこう。「知らなかった」。 
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