
雑誌、『ガバナンス』(ぎょうせい)に原稿を出した。「共創と自治体政策-共創の成功条件と展開可能性」である。発刊は4月1日である。
イントロはこんな感じである。
共創がトレンドになっている。絶対権である主権を持つ国とは違って、助けあいながら市民の幸せな暮らしを実現する地方自治の場合、共創との親和性は高い。
共創は、新たな自治を拓く概念として期待されるが、他方、行動原理が違う人や組織が関わるため、扱いにくい概念でもある。本稿では、共創の基本を押さえたうえで、その成功条件と展開可能性を考えてみたい。
もともとの編集部の三海さんからの依頼は、「共創とシビックプライド」だった。実は、「共創」については、ほとんど関心がなかった。率直に言って、表面的な感じがしていたからである。たいした流れにはならないと思っていたが、焼津の飯塚さんなどに聞いてみると、今は「協働から共創」がトレンドとのこと。協力し合うだけでなく、英知を集めてつくり上げることが大事だからゆえだという。
そこで、共創について、調べてみると、考え方はあるが理論を論じたものがない.。共創は協働の発展系とされるが、そもそも協働の理解が違うということで、そもそも論から原稿を書いてみようと思った次第である。ただ、それでは読者の関心(どうやればうまくできるか)とずれるので、共創の成功条件を論じて、合わせてマイブームの「支える人を支える政策」など展開可能性についても、ふれることにした。
依頼された原稿とは違うので、三海さんに相談したところ、総論部分を書く人がいなくなったので、ちょうどよいということで、一件落着となった。
以下は、推測であるが、もともとこの原稿は、私に気を使ってくれたのではないか。私のシビックプライド本(『市民がつくる わがまちの誇り シビック・プライドの理論と実際』水曜社)を書いたとき、三海さんには、書評を載せてもらい、その際、シビック・プライドの特集があったとき、声をかけてと頼んでおいたのを思い出したのではないだろうか。
そう思ったので、いったんは「共創とシビック・プライド」を書こうと思ったが、やはり共創のそもそもが気になり、結局、前記のような原稿になった次第である。共創のそもそもは論文がないので、ひとつの参考になると思う。ガバナンス4月号をお楽しみに。
イントロはこんな感じである。
共創がトレンドになっている。絶対権である主権を持つ国とは違って、助けあいながら市民の幸せな暮らしを実現する地方自治の場合、共創との親和性は高い。
共創は、新たな自治を拓く概念として期待されるが、他方、行動原理が違う人や組織が関わるため、扱いにくい概念でもある。本稿では、共創の基本を押さえたうえで、その成功条件と展開可能性を考えてみたい。
もともとの編集部の三海さんからの依頼は、「共創とシビックプライド」だった。実は、「共創」については、ほとんど関心がなかった。率直に言って、表面的な感じがしていたからである。たいした流れにはならないと思っていたが、焼津の飯塚さんなどに聞いてみると、今は「協働から共創」がトレンドとのこと。協力し合うだけでなく、英知を集めてつくり上げることが大事だからゆえだという。
そこで、共創について、調べてみると、考え方はあるが理論を論じたものがない.。共創は協働の発展系とされるが、そもそも協働の理解が違うということで、そもそも論から原稿を書いてみようと思った次第である。ただ、それでは読者の関心(どうやればうまくできるか)とずれるので、共創の成功条件を論じて、合わせてマイブームの「支える人を支える政策」など展開可能性についても、ふれることにした。
依頼された原稿とは違うので、三海さんに相談したところ、総論部分を書く人がいなくなったので、ちょうどよいということで、一件落着となった。
以下は、推測であるが、もともとこの原稿は、私に気を使ってくれたのではないか。私のシビックプライド本(『市民がつくる わがまちの誇り シビック・プライドの理論と実際』水曜社)を書いたとき、三海さんには、書評を載せてもらい、その際、シビック・プライドの特集があったとき、声をかけてと頼んでおいたのを思い出したのではないだろうか。
そう思ったので、いったんは「共創とシビック・プライド」を書こうと思ったが、やはり共創のそもそもが気になり、結局、前記のような原稿になった次第である。共創のそもそもは論文がないので、ひとつの参考になると思う。ガバナンス4月号をお楽しみに。