松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆リーダーシップの時代(本郷台)

2015-10-24 | 1.研究活動

 神奈川県下職員との研究会である。回数は、分からなくなった。

 メンバーによる他都市視察が終わり、この日の前半は、その報告会となった。実際に現場に出かけ、たくさんの気づきがあったようであるが、特に、実感したのは、首長のリーダーシップの大きさである(新城市や智頭町などに行ったことも影響しているようだ)。

 自治体の仕事の大半は、法令等で決められていて、裁量の余地が乏しく、だれがやっても同じという意見があるが、それは違う。同じ権限や資源があっても、それを120%出すか、50%にとどまるかは、経営者である首長と市民の力量による。首長で言えば、国が悪い、県が悪い、誰それが悪いと、人のせいにする首長は、いっときはよいが、すぐに底が知れて、職員にも見透かされてしまう。そんな場合、職員は、50%の本気しか出さない。がっぷり四つの相撲をとる首長だと、それに呼応して、大いに力を発揮する職員が、たくさん出てくる。

 後半は、報告書の構成を再度見直すことになった。喧々諤々、みんなが知恵を出しているのを見ているのは、気持ちの良いものである。最後に私なりのアドバイスをした。報告書の書き方は、目次をつくって、それに沿って、調査を行い、記述するというのが一般的であるが、ある程度書いてみて、その通りに行かない場合は、軌道修正すれ場いいと思う。

 今回の研究会の特徴は、終了後、毎回、懇親会があることで、「研修の延長のような議論が行われている」というのが、自賛であるが、「懇親会の延長のような研修」といった愉快な研究会でもある。ゼミの延長のような研究会でもある。

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