
今年の学会は、犬山市であった。
今年も若者と地域連携でエントリーした。これまで、この学会で若者が直接的なテーマとして取りあげられることはなく、発表は、ずっと私一人である。
当日も、私たちの発表を聞きに来た人は、そうはいないと思う。若者がメジャーになるのは、まだまだ先のようだ。
むしろ多数の関心は、「外国人とコミュニティ参加の基礎調査」についてのようだった。その報告を聞きながら、きちんと真正面から外国人問題に立ち向かわず、言葉は悪いが、こそこそと、やっているつけが、いよいよ限界点に達してきたと思った。
具体的には、発表のなかでこんな話があった。外国人のヒアリング調査に行くと、必ず雇い主の日本人が、そばについて、外国人が何と答えるか聞いているそうだ。変なことを言われないか、心配らしいが、その自信のなさが、痛々しい。
外国人が働いていることを隠している日本人も随分いるらしい。何か悪いことをしているような、世間に顔向けできないといった感じなのであるが、これも気の毒で、痛々しい。
日本人の雇い主は、一人ひとりは、決して悪い人ではないと思うが、外国人との付き合い方や対応について、きちんとした方針がないまま、外国人が入ってきたので、どう対応してよいかわからず、その結果、自分たちの対応に自信が持てないのではないか。
そうならないようにしてあげるのが、国や自治体の責任であるが、第一義的には政府が、きちんとした体系的な対応をせずに、場当たり的な、あるいは言葉でごまかしながら、外国人問題をやっているためで、結局、そのしわ寄せが、末端の市民のところに来てしまうことになる。
その意味で、今、私たちが書いている『定住外国人活躍政策』は、タイムリーなので、迷っている自治体のヒントになるようなもの、ぜひ仕上げたいと思う。
名古屋に泊まり、犬山に通ったが、今回の旅は、思い出深いものとなった。感謝したい。
焼津には、外国人の子供達への学習支援を継続的に(苦労しながら)行っているNPOもあるようです。
市民集会のテーマとして取り上げられたら、とひそかに思っていたことでもありました。
ことしの市民集会は、何にするのか、事務局が知恵を絞っていると思います。
今度の日曜日は、踊夏祭です。ファッションショーは、焼津高校と一緒で、40人位になるようです。雨模様ですが、雨天決行ですね。