安房郡市広域市町村圏事務組合の研修である。
館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町で作る組合で、入って2,3年目の職員が対象である。2日間のうち、地方公務員法、地方自治法、地方財政制度を考え、最後は、南房総全体で、活性化のアイディアを出す内容としている。
人口構造等を見ると、同じ南房総とはいっても、だいぶ違う。例えば、鴨川市は、若い女性の転入が多いが、これは亀田病院があり、看護師さん大学等があるためである。その違えが、それぞれのまちの強みであり、弱みであるので、それを踏まえて政策を考える必要がある。
例年そうであるが、南房総の人たちは、真面目でおとなしい。温和な気候もあって、そうした性格になるのだろうか。その職員の自信やこれからの希望のために、ぜひ覚えてほしいことを中心に、話をした。困ったことがあったら、遠慮なく、連絡してほしいと思う。
会場の館山には、今年も、久里浜からのフェリーで通った。浜金谷まで40分の小さな旅気分である。2日目は、いつもより一便早く、始発便で行ってみた。6時20分発なので、誰も乗っていないかと思ったら、次の2便よりもゴルフ客が多かった。
南房総には、ゴルフ場がたくさんあり、浜金谷にバスで迎えに来る。多くの人は、久里浜までクルマで来て、そこに車を預け、フェリーに乗り、ゴルフ場に行く。
平日ということもあるのだろう、大半が70歳すぎの爺さん、婆さんで、その元気さに驚くとともに、あと10年したら、このフェリ-は、乗る人がいなくなるのだろうといつも思う。
これは海ほたるを通る横断道ができ、房総にも高速道路ができたためである。しかも、行政の補助で、3000円強の値段が、800円位になっているので、フェリーでいくのよりも5倍も6倍も安い。
我が家の場合は、このフェリーを使うが、わざわざ高いフェリーでいくのは、我が家のような変わり者だけになってしまった(屋上の甲板で、マロンくんの散歩ができるのが魅力である)。
実際、浜金谷について、徒歩で5,6分のJR浜金谷駅まで行けるが、歩いているのは、いつも私一人だけある。
車で行くとファリーは高いが、徒歩でいくと、東京湾の浦賀水道の船旅を安く楽しむことができる。たくさんの船が行き来する中を横断するので、ちょっとスリルもある。ぜひ、小さな旅でいくといいだろう。
2日目は、早く行ったので、館山駅前の中村屋でモーニングを食べた。下がパン屋さんで、二階が喫茶店になっていて、昭和の感じのするなかなかいい店だった。そして、南房総はいつも物価が安い。
今回も、事務組合の方々には、お世話になった。また送迎など、いろいろとお使ってもらった。電車が1時間に1本しかないので、ダッシュで乗るが、今回も、おかげで、うまく乗れた。