松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆最後の追い込み(本郷台)

2012-12-10 | 1.研究活動
 神奈川県下市町村職員との共同研究が最後のゴール前に差し掛かった。
 テーマは、空き家問題である。最近、空き家問題は、ちょっとしたブームになっていて、テレビなのでも取り上げられるようになった。私たちは、そのブームの最先端を走っていることになる。
 私はアドバイザーなので、研究員の自主性を尊重するという分をわきまえる必要があるが、すっかり、馴染んできたので、時には、おせっかいを出すこともある。
 今回、特に強調したのは、ひとつ一つの文章にも、何を書きたいのか、何を伝えたいのか、意義があり、それを明確に意識すること。例えば、報告書の中に所沢市の地図が出ているが、この地図の意味することを考えて、それにふさわしい地図を選択するということである。この地図で、所沢が東京近郊のベットタウンであることを説明したいのならば、東京が出ている地図が必要だし、埼玉の南西部ということを説明したいのならば、それなりの地図が必要になる。どんな文章も、ただ文字が連なっているということはなくて、何らかの意図、意義があるはずで、それを意識して文章を書く必要があるということである。
 研究会では、お昼ご飯は、いつもはセンター内にあるレストランで食べているが、この日は月曜日ということでお休み。そこで、みんなで連なって、本郷台駅前の蕎麦屋に食事に行った。私の隣に、事務局のCさんが座ったが、美人の横で食事ができてラッキーと秘かに思ったのも束の間、来年の研究会もアドバイザーをやってほしいと頼まれた。
 引き受けたが、あらためて人生プラスマイナスゼロだと思い知った。
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