政策形成研修の2日目である。鎌ヶ谷市のブランド力向上のための方策を考えることにした。
一般的な研修パターンは、2日連続というのが多い。それはそれで一気に研修できるという効果もあるが、今回は、私の日程の関係で、飛び飛びの研修にしてもらった。これが思いのほか、よかった。空いた期間に、事前に下調べをして、研修メンバー同士で、打ち合わせができるからである。
こうした利点を活かすために、私のほうも、研修の内容を変えて、ブランド力向上をテーマとしたものである。各グループから、興味深い提案があった。「初めて家を買うなら鎌ヶ谷市」は、比較的便利で土地が安いという地の利を踏まえた提案である。「フイルムコミッションを通したまちづくり」も、鎌ヶ谷市の魅力を考えるよい機会となるだろう。
飛び飛び研修で難しくなるのは、余談を話すことである。期間が経つと、以前に、どんな話をしたのか忘れてしまい、重複して話すのはいやだから、結局、話をせずに終わってしまうことになる。その分、すっきりした研修になるからである。
というのは、最近、エピソードにまつわる話が、ずいぶんと長くなってしまったためである。横浜市に26年いて、いろいろな仕事をしたので、エピソードには事欠かない。入庁して7年目で、係長になり、課長補佐も含めて13年もやったという体験が(それだけ出世しなかったというとであるが)、エピソードの源泉である。同時に、興味深いエピソードが許された当時の横浜市の懐の深さもあったのだろう。
話し出すと、次から次に思い出され、いつまでも続く。しかし、これでは、まるで松山千春である(コンサートでは、歌よりも話が長い)。そんな反省をしていたので、今回の研修は、考え直すよい機会となった。
ちなみに鎌ヶ谷市という表記であるが、鎌ケ谷、鎌ヶ谷のどちらが正しいか。ケの大きさである。電車は鎌ヶ谷、市役所は鎌ケ谷を使っている。また鎌ヶ谷は、東経140度線が通っている。以上、ミニ知識。