松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★野球は9人でやろう-協働の仕組みを考える(東海村)

2010-07-24 | 2.講演会・研修会
 財政力抜群の東海村で協働を考えた。
 東海村は、いわずとしれた原発の村である。それだけでなく火力発電所もあるという。これでは財政力が豊かでないはずがなく、実際、まちのどなたも、「おかげさまで豊かだ」という。そんな町なので、サービスも充実しており、近隣から人口も流入して、この時代、人口増加の町でもある。職員応募では、全国から集まるそうだ。たくさんの町で話をしてきたが、こんな町は始めてである。そこで、私の野球の話が通用するのか、少し、心配しながら、話を始めた。案ずるより産むがやすしで、会場には、200人以上の村民が参加していたが、みな熱心に聴いてくれた。
 考えてみると、協働は、お金がないからやるのではない。市民の自立を基本に、日々の暮らしや社会のつくりを変えようというのが協働である。財政的に豊かだからといって、やらなくていいということにはならない。そんな当たり前の事柄を確認することになった。
 終了後、自治会の役員さんたちと懇談する機会があった。全員、人生の先輩たちで、地域で、実践している人たちである。このメンバーでの話がつまらないということにはならず、愉快な時間を過ごすことができた。ご苦労も多いと思うが、あせらず、少しずつ、前に進んでほしい。
 帰りは役場のSさんが、村を案内してくれた。確かにコミュニティセンターも立派で、なるほどである。役場の人たちは、この有利な条件を活かして、自治の最先端を切り開いてもらいたい。
 前日、小田原の会議を夜9時におえ、新幹線を乗り継いで、真夜中に水戸にたどり着き、翌朝、村へ来たので、東海村では珈琲屋さんに立ち寄ることはできなかった。それが心残り。写真は村役場の一部。
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