松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇青木ヶ原の樹海に行く(富士山)

2016-07-13 | 5.同行二人

 涼しいところに行こうということになり、青木ヶ原の樹海に行った。

 青木ヶ原は、もともとは富士山の爆発で溶岩が流れたところである。本来ならば、溶岩台地であるが、今は、原生林が続いている。

 溶岩の上に、飛んできたチリが積もる。そこに飛んできた草の種から、草が生えてくる。今度は、そこに木の種が飛んできて、小さな木が生える。それが繰り返されて、溶岩の上に土ができて、そして、今の原生林になった。

 溶岩台地なので、農業には適さず、開発が行われないまま今日まで残ったのであろう。その分、私たちは、どこまでも続く原生林を楽しむことができる。

 青木ヶ原というと自殺の名所である。奥に入ると、誰からも発見されないためという。その目的のために、原生林に分け入る人の気持ちは、哀れで、気の毒であるが、そういう人を一人でも少なくするのが政治であり、地方自治なのだろう。

 青木ヶ原は、一度迷い込むと、方向が分からなくなるといわれる。溶岩台地で鉄分が含まれているため磁石が狂うためとされる。そういえば、以前ガイドさんの案内で、青木ヶ原を歩いたとき、ガイドさんが、磁石で見せてくれたことがあった。

 この日は、私たちの磁石は、マロンである。しかし、あちこちマーキングしながら歩くマロンはやや心もとなく、ちゃんとハイキングコースを歩くことにした。

 途中、富士氷穴があった。深さ5メートルくらい、直径10メートルの大きな氷穴である。氷穴に入ると、一気に涼しくなる。溶岩台地には、無数の穴があり、そこから涼しい風が吹きあがってくるのである。都会では30度以上の猛暑日であったが、ここでは、つかの間の涼を楽しんだ。ちなみに、青木ヶ原の散策で出会ったハイカーは、1組だけ。ガイド付きの外国人2名グループだけだった。

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