松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆奈良モデルを考える(本郷台)

2016-09-27 | 1.研究活動

 市町村職員研修センターの第6回研修会があった。

 今回は、奈良モデルを考えた。奈良モデルは、市町村合併が進まず、他方、規模が小さく組織的・財政的に脆弱な市町村が多く存在する奈良県における取り組みである。県と市町村の垂直補完、市町村間の水平補完、県から市町村の権限移譲が主な内容である。

 とりわけ注目していたのは、垂直補完で、当初のイメージは、市町村が担えないような事務を県が担当するといったものであったが、実際に行ってみて聞いてみると、市町村の自主性、自立性を基本としつつ、それを県が後押しするような感じである。県が市町村に代わって事務を執行するというものではなく、県がリーダーシップをとって、後押しする仕組みであることがよくわかった。

 考えてみると、日本の自治体において、他と全く違う、あっと驚くような制度ができるわけでもなく、また、そもそも市町村の主体性や独自性を無視するシステムは、本来的に言っても好ましいものではないだろう。

 この日は、昨年、この研究を一緒にやった先輩がやってきた。ありがたいことである。昔取った杵柄なのか、人が人柄なのか、すっと入ってきて、一緒にアイディアを出し始めた。夜は、・・・。

 

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