DIVE TO BLUE

上へ上へ!心と体力急成長中!
自由で真摯なビックハート。
気合いと度胸でトップを目指す
新たなる挑戦の日々。

その一言が。

2006-11-21 21:45:43 | 恋愛
火曜日は4限で終わりで食堂に行くとあの子がいる。
他の人も少なくて大切な時間なんだ。
いったらあの子は学祭の準備で頭抱えてて。
学祭係になってるから忙しいんだよね。やっかいなことに。

あの子はよく眠る。気がつくとねむかけしてる。
疲れてるのと本人曰くエネルギー使うからチャージするためらしい。
あと夜更かしなんだ。で、寝ている。隣で寝ている君にどきどきする。
ちょっと起きてかすかに指先が動く、こちらを少し見てまた戻る。
意識が落ちる前のちょっとした動作。無意識なのかそれともこちらに
何か伝えようとしてるサインのようにも見える。
みんななんかしらで席を立って2人きりになる。うつぶせになった君に
お互いサインを送る。お互い気がつかれないようにかすかに何かを読み取ろう
とする。

例のごとくみんな帰っていって。2人だけが残る。
相手は広げたメモを片付け、私は商法の教科書を閉じる。
2人で帰る2人だけの時間。話は取り留めのないこと。
大事な一言がいえない。でもお互いの存在を隣で感じ合って。
気がつくとずっとお互いのこと見て話してる。目がはなせない。
はなしたくない。聞こえなくても一度聞こうとする目がかわいくて。
驚いたようなまんまるの目。私だけを見ている目。

これから学祭が始まる。あの子はもうほぼ全日泊まりらしい。
なんか体力勝負になりそう。私もけっこう屋台に警備にハード。
合間をぬって2人で休憩はいる。偶然に頼ってたらダメだけど、
チャンスにかけてみたい。この子に縁を感じたから最後まで信じて
想いを伝えたい。

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運命的な恋

2006-11-21 10:11:12 | 恋愛
昨日あの子から本を借りた。
私と好きな作家が同じでまだ私が読んでない本。
それはちょうど去年読もうとしてたんだけど、まだ読んでしまうのが
もったいないというか、とっておきたくて。私にとって特別な作品にしたくて。
時期を待ってたんだ。そんでたまたま話になって借りて読んでるんだど。

この恋は運命的だって思った。この本はあの子にとってとても特別で
大きな意味を持っていておそらくあの子の中に組み込まれ
あの子の一部になっている。

何度も読み返されたであろう。少し日焼けしてカバーは剥げている。
ハードカバー。

私が恋に落ちたあの日。恋に落ちたきっかけの出来事。
私にとってとても大切で特別な出来事。あの子にとってもとても大切で
特別なことだったんだって知った。

あの時私は無意識だった。そうするつもりもなかった。
そこには意図も動機もなかった。今でもなんでそうしたのか分からない。
でも意味はあったのだと思う。無意識にせよ私は応えてほしかったのだと思う。
その無意識にあの子はあの子の真ん中で応えた。それが無意識だったか
はわからない。でもあの子は私の伸ばした何かに同じように応えた。
他の誰かでは成り立たなかった。お互いがお互いでなければ傷ついていた。
まるで映画のワンシーンのようだと思った。あるかないかの意識の中で
うつろにぼんやりしていた。私はあの時ただ存在した。相手と共に存在していた。
その時浮かんだのが昼間のなにげないやりとり。その時私は理解した。
ぼんやりした何かを事実としてでなく、確信もなく感覚を理解した。

運命だった。その行為の隅々まで。導かれるようにして。
あの子の真ん中と私の滅多に見せない真ん中が共鳴し合う様にして起きた奇跡だ。

私はこの恋の始まりの特別さを認識せざるにはいられない。
これを運命といわずになんというのだ。
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