この恋心届けます。

昨日はほんといっぱいいっぱいでね。
今日は授業後サツキに相談した。
そしたら改めて金曜に言うのが一番しっくりくるんだ。
この間の話の続きを聞いてほしいって明日メールして。
弱気にならずにひるまずまっすぐ届けたいんだ。
金曜は同期と飲み会がたいていあってその帰りは２人になれるんだ。
おもえば初めてあの子に恋をしたのも金曜だった。
金曜に恋をした　土曜に意識した　日曜に待ちわびて　月曜に出会えて
ずっと一緒にいる火曜　めぐるめぐる曜日の中でどんどん好きになっていった。

本当に大切で。存在そのものが好きで。どこが一番好きかって聞かれても全部だよ。
あの子のキレイな瞳が大好きだ。濡れた瞳。長く下向きの睫毛。
くるくる変わる楽しい表情。生き生きとしてて明るくていつもせわしない。
たまにぐったりへたってて弱音も吐くし甘いトコあって、不機嫌になったり
やきもちやいたり、すねたり、でもそんな人間くさいあいつが大好きだ。
弱気で肝心なとことまどって押せなくて、自分に自信がなくて
核心さけて臆病で。自分のおもいどおりに動けなくて。
もっと大胆になればいいのに他人のことばっかり気遣って自分の
思い閉じ込めちゃってて。ひとりでは幸せになれない人。
他の人のために自分の幸せを手放す人。ほんともどかしいほどに
優しくて不器用な子。手先も器用でよく気が利いて人当たりよくて
って見えるけど、心はホント不器用な子だよ。
だから幸せにしてあげたいんだ。誰よりも頑張る子だから。
でも折れやすく傷つきやすい子だから。身体は頑丈で心は繊細な子だから。

だから護りたい。気づいてやりたい。もうつらい思いひとりでしてほしくない。
もっと頼ってほしい。それは私でありたい。
もし君が僕を選ばなかったとしても、君を護ってくれるような人に
出会えるように君の幸せを願うよ。誰よりも応援してるから。
君が大好きなんだ。幻ではないこの確かな愛。ヒメのときのような
優しくてあたたかい気持ち。人が人を好きな気持ち。せつなくて愛しくて。
伝えたいけどふと不安になる。だけどふりしぼってこの透明なたった一枚の
壁を蹴破る。壁の向こう側へ隠れてる臆病な君を迎えに行く。