フィルムが高騰し出して、もうおいそれとは無駄使いもできなくなりました。
少し前、まだフィルムが潤沢に供給されていた頃、パノラマカメラがおもしろくって、フィルムの無駄使いをしていました。Kodakの提案した上下カットしたなんちゃってパノラマではなく、2コマをつかうWIDELUXです。
思えば、あのカメラも重かったなぁ。ニコンFみたいなスカスカしたメタルではなく、銃器のような重合金、ヘビーメタルってイメージがあります。もう持ち出そうとも思いませんが、決まるとイメージに近い描写をしてくれるカメラでした。
50mmレンズが標準レンズとよばれるのは片目でファインダーを覗いているからでしょう。両目で普段観ている世界は半分の25mmとでも解釈するとこのくらいのイメージが普段観ている世界に近いのではないかと思いました。
シャッタースピードが下が1/15なのですが、いちおう暗い所も撮影可能です。その後でたSONYのふりまわすデジタルパノラマは短冊状にキリはりするので動く被写体が入ると観られた物ではありませんでした。
フィルムが高くなりましたので、今後つかうかどうか?悩み所です。 せめて300円くらいだとなんとか使いたくもなるのですが。 フィルムの無駄使いが出切る最後のシーズンでした。