隣の方が家を建て替える工事を始めた、そこで壊す家の屋根瓦を3種類20枚くらい無心して戴いた。
我が家の付近一帯は「○○住宅」が大規模な敷地開発造成をなして、その会社の住宅を販売したものだ。
「左官屋の荒壁」と同じく私も建築やの端くれだったが建売住宅は面倒くさくなく、半ばカミさんが決めたようなものだった。
私は一応、建物の内外装、給排水衛生設備、電気周り等の見かけだけは見てみたが、外見だけのチェックでは総合判断が難しい、○○住宅を信じるほか手はない。
昨年、台風でTVアンテナが倒れ屋根瓦が2~3枚壊れた。直ぐに瓦屋さんに修理を依頼し、屋根瓦を診てもらう。
瓦屋さん曰く
「この瓦は○○住宅さんの特注品のセメント瓦で現在は製造していない」
(セメント瓦は現在も製造しています、ただ我が家の瓦が製造中止になったかどうかは不明)。
「自分(瓦屋)の処にも在庫はないので他の同業者に頼み現物を探す以外ないので見つかり次第 屋根瓦の修理をします」とのことだった。
私は屋根瓦が、まさか「セメント瓦」だ、なんて全く気が付かなかった。
見たところ一般の瓦となんら変わりはない。
(現在の我が家の屋根瓦は購入当時の艶が全く失せている)
瓦屋さんによると市販品と少し寸法が異なり市販品は使えないと言う話だった。
どのように寸法が異なるのか聞いてみたが素人には難しいのか「兎に角違うのだ」で終わった。お陰で瓦のことの勉強を少ししたが大まかなことはわかったが詳細はよく判らない。
私も瓦に付いては殆んど無智に近いと言うより全く知らなかった。
この家は昭和60年前後に建てられた物件だ。既に戦後40年くらいは経っていて物資も豊かになっているのに、何故「セメント瓦」?という疑問が湧く?ちょっと眼には「いぶし瓦」に見えた。目が悪い! イヤ 能力がなかった!
「瓦は千年持つ」という話はよく聞いたが・・・
「マイホーム」は引渡し時に特注品の消耗品は予備に幾許かの数量は戴いて置く必要がある。と、つくづく感じた次第である。
私の友人に、このことを話すと彼は抜け目なく
「瓦は引渡し時に余分に貰って置いたよ」と抜かした!
くそったれめ!悔しいね~ェ。
たかが「瓦」されど「瓦」だった。!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます