自立訓練法の記載がある本
心臓は未だバイパス手術をするほどでない、と言われても、息苦しさが治らないのには困った。
そのような時期に○邦大学の心療内科に行ってみたら?と、
またもや口コミの話が飛び込んで来た。
早速、○邦大学○森病院の心療内科に行く。
(昭和57年前後?)
診察をされた先生は私の悩みを静に聞かれ結論として
「不定愁訴症候郡?」との診察を受けた。
その診断に沿った薬が処方されて薬の服用を始めた。
薬は3種類ではなかったかと思う。
毎日 朝、晩 2回服用する薬と苦しいと感じた時に飲む頓服である。
この頓服が実によく聞いた。
その薬を服用し始めて3週間くらい経過したころから、気が付けば、あの不愉快な呼吸困難の症状の発生は著しくその回数は消えていたのだ。
先生は続けて服用するようにと1ヶ月分の薬を頂き 以来 月に一度の通院となる。
心療内科
長年苦しんだ、あの悩みとは、やっと、おさらばとなったのだ。
完全とは言い難いが症状が収まればあっけないものだ。
正確な診断による治療がいかに重要か?を知った。
心臓が悪いと思っていたが(実際にある程度は悪かったが・・・)事実は心的要因が主だった。この間 実に15年から20年近く掛かったのでは?
その病院では一種変わった施術も受けた。それは自律訓練法だった。
そして自律訓練法と言う施術も受けた。
当時ない頭を使って読んだ多くの本の中の一部です
この森田療法に関する本も随分と読みました。
自律訓練法は下記のような内容であった。
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自律訓練法
以下「自律神経失調症をなおす」 筒井 末春 著 より引用
(135頁、137頁より一部 抜粋)
自律訓練法
自律訓練法とは心の面からの治療法でベルリンの精神科医シュルツ教授によって初めて用いられた治療法です。
自律訓練法
準 備
1)静かな落ち着いた場所を選ぶ
2)ベットの上に仰臥位に横たわる
3)両足はv字型にやや開き、手のひらを下に向け、からだから離す
4)目を閉じ無心の状態になる
標準練習
1)気持ちがとても落ち着いている(前準備)
2)左右の腕と脚がとても重たい(筋肉の弛緩)
3)左右の腕と脚が暖かい(血管の統整)
4)心臓が静かに力強く打っている(心臓の調整)
5)楽に呼吸をしている(呼吸の統整)
6)おなかがとても温かい(腹部内臓の調整)
7)額が心地よく涼しい(東部の統整)
特殊練習
各患者の問題や症状により適宜に処方して作成される。
練習は朝、昼、夜 各一回ずつ計一日3回行うのがルールです。何れも食後、または就寝前に行う。
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当時 以上の訓練を、この病院で医師の指示に従い5~6人が一緒に受けた。
それを何回か施術されて、自分でも家や寮で行う。
雑念の塊(カタマリ)のような我輩には、なかなか先生の述べられる状態や本に書いてある状態にはならなかった。
この訓練を受けつつも薬の服用も続ける。
人間と言うものは仕様のないもので症状が収まると自然に、この自律訓練もやらなくなった。
当時ない頭を使って読んだ多くの本の中の一部です
この森田療法に関する本も随分と読みました。
自律訓練法は下記のような内容であった。
次回に述べる山登りもその一つであった。
当時 苦しみから逃れるのが目的で40歳ころから仕事の合間を縫って山登りを始めたのだった。
苦しみから逃れる(?)ための回想山登りは次回に・・・
”不定愁訴”と言う言葉は聞いたことはありますが、
「不定愁訴症候群」は初めてです。
良い医者に出会い、脱出できたことは本当に良かったですね。
なにしろ病院で相手にされません。血液、脳波、CT等 何の検査結果にも異常が見られないのですから?
人の心のメジャーがない所為でしょうか?
それに現在は「診療内科」の病院、クリニックが多いですね。当市にも心療内科をウタッタ個人病院が多いです。中には、些か、いかがわしいと思えるものもあるようです(詳しい実質は分かりませんが・・)。
ある有名な俳優も長年この病気に悩まされているようですね・・・・。有名な病院=いい医師 とはならないようです。