今朝のネットの「産経抄」「余禄」の記事が非常に気になったので転載します。
今 被災地がどのようなさまか総理は見ていないようだ。
確かに直ぐに現地には行っている。これが全く政治に生かされていない。
それも放射能の飛散を東電から、その拡散想定図を受け取り公表せずに安全と思われるところに行っているのだ。卑怯極まりない。
また国民の拉致を密かに支援したと思われる団体に多額な寄付すらしている。
被災地は他人任せで総理の椅子にしがみ付いているのだ。
これに手を拱いているのが民主党である。
海江田大臣など何度 ちょろまかされたら気が済むのか?未だに大臣の椅子にしがみ付いている。今は大臣 全員が辞表を総理に叩きつけるときだと思うがな?
大臣になり手が居なくなった時 菅総理は何をするかだ。
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7月16日 産経抄
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110716/stt11071603160001-n1.htm
むかしむかし、といっても半世紀ほどむかしのお話。おとなりの国に毛沢東というおじさんがいました。あるとき、そのおとなりのフルシチョフおじさんが、「あと15年で工業でも農業でもアメリカを追い越す」と自慢しました。
▼世間の人は、酔っぱらいの戯言(たわごと)と相手にしませんでしたが、おとなりに負けたくない毛おじさんは焦りました。さっそく「こちらは5年でイギリスを追い越す」と言い出し、大躍進運動の号令をかけ、土法炉という原始的な溶鉱炉を村々につくらせました。
▼大躍進は鉄の増産から、と常識外れのノルマを強制し、ちりも積もれば山となる机上の計算をしたのです。でも貧乏だったので、原料の鉄鉱石や燃料の石炭がまったく足りません。
▼困り果てた村人たちは、石炭代わりに木を切って木炭にし、スキやクワ、釜までくず鉄にして炉に放り込み「鉄」をつくったのです。おかげで鉄の量は増えましたが、ほとんど使いものにならず、緑の山はハゲ山になり、農機具も消えて村は荒れ果てました。
▼そんな毛おじさんをまねようとしている人がいます。菅直人という変わり者です。政商をもうけさせるだけかもしれぬ太陽光発電や未使用の埋蔵電力をあわせれば、原発をやめても大丈夫と、お役所に「もっと数字を積み増せ」と大号令をかけています。
▼菅さんは、記者会見でも「脱原発」を高らかに宣言しましたが、きのうになって政府方針でなく、個人の考えだと言い出しました。大躍進運動は2千万人以上の犠牲者を出したそうですが、菅さんの個人的運動が続けば、犠牲者がどれだけ出るかわかりません。誰でもいいから早く止めてください。この国に独裁者もどきは要りません。
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余録:備えのない預言者 (毎日新聞) 7月16日
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
15世紀フィレンツェの修道僧サボナローラはメディチ家の支配を痛烈に批判し、その追放後に神権政治を進めた人だ。彼が信望を集めたのは仏軍の侵攻の予言を的中させたからで、ぜいたく品や美術品を広場で焼いた「虚栄の焼却」も知られる
▲国制改革を掲げたが、ともかく言動の首尾が一貫しなかったらしい。自らが強硬に主張した改革もいざとなると中途半端で放置する。野心と党派根性が露骨で、評判を落とし、人心が離れた。結局彼は失脚し、火刑となる
▲「備えのない預言者は滅びる」。マキアベリが「君主論」のこの有名な言葉の直近の実例として挙げたのがサボナローラだった。実はこの名言、1年余り前の小欄でも引用した。鳩山由紀夫前首相が辞任の表明の際にまるで「預言者」のような物言いをしたからである
▲この時は「地域主権」「東アジア共同体」などの未来を、辞任表明の席で語る前首相の責任感覚の異様さに嘆息した。だが今度は自ら退陣の意向表明をしている菅直人首相の「原発がなくてもすむ社会を実現する」発言だ。退任前の預言披露は民主党政権のお家芸か
▲「脱原発」と言うのなら、周到な検討にもとづく計画を作成して示し、合意をとりつけて遂行に責任をもつのが指導者の仕事だ。消費税率引き上げやら平成の開国やら今までの預言も何一つ実現せぬまま、政策遂行の力を失ってからの新預言を真に受ける者はいない
▲発言で巻き起こった波紋に、首相は「自分の考えを述べた」と閣僚に釈明したという。現れては消える「備えのない預言者」たちがこの国にもたらしたのは責任倫理の底が抜けてしまった政治だ。
【関連記事】
社説:原発賠償機構 法案修正し成立急げ
憂楽帳:マネージできるのか
社説:「脱原発」表明 目指す方向は評価する
発信箱:この夏は政策を磨け=倉重篤郎(論説室)
記者の目:税と社会保障の一体改革(下)=赤間清広
毎日新聞 2011年7月16日 0時09分
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私見 愚見 聾見
菅総理の頭の中は「総理」と言う言葉で埋められていて、他のことには関心がないようだ。永田町と石巻町との差がありすぎる。
毛じいさんと、修道僧が重なってきている。
以前 読んだ毛爺さんの農村鉄鋼は世にも珍しい粗鋼で使いようが無かったと書いてあった。オマケに飢饉と重なり数千万人の人が亡くなられたとか?
水も当時から課題となっていたようだ。山峡ダムも手抜きが噂されている。しかもダムに流れ込む土砂も想像以上の量のようだ。早晩 使用不能となるかも?
共産党の一党独裁のおそろしいところだ。毛じいさんも常に庶民を口にしていたがドンとなってからは物凄い宮殿を造ったり贅の限りを尽くしていたと書いてあった本もある。
多分 事実だと我輩は思っている。
その上 今の中国は「東洋の癌」となっているが遠からず「世界の癌」となるのは確実だ。
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