安物買いの銭失い

今日は昨日と打って変わって朝から雨です。おっさんです。
妻は午前中知人に会うため都心にでかけました。
もちろん駅まで送りました。帰る頃迎えに行きます。

終活の一環で子供の声を録音したテープを処分しようと思いました。
今はビデオやデジカメで簡単に映像が撮れますが、
おっさんの子供が小さいころはビデオカメラはなく
もっぱらラジカセで声を録音していました。
大きくなってからはビデオカメラを買い、節目の行事はビデオで撮っていました。

誰でもそうでしょうが、親は子供がかわいくて日常での会話を録音したり、
遊んでいる姿をビデオに撮っているでしょう。
孫もじいさん、ばあさん、両親からデジカメ、ビデオカメラ、スマホで
写真や映像を撮られまくっています。
昨日も嫁はビデオカメラで、じいさんはデジカメで、ばあさんはスマホで撮っていました。

これは親やそ祖父母が自分たちのために撮っているもので
子供にとっては何の価値もないかもしれません。

おっさんがいままで録音した子供たちの声も子供達にとっては不要です。
それとカセットテープなのでいつ装置が使えなくなるかもしれません。
ミニコンポのカセットのメカはもうすでに錆びています。
いつまでもつかわかりません。

それでデジタル化してＰＣに取り込んで保存しようと思いました。
ネットで調べるとフリーソフトを使うとＰＣだけでもデータ化できるが、
ＰＣ内部のノイズで音が悪くなるとあったので、サウンドアダプターなるものを買うことにしました。

今回のテープをデータ化すると不要になるのであまり高価なものではなく安いものを探しました。
ありました１個５６０円で送料が６８０円です（送料のほうがたかいけど）。
ねっとでの評価はまあまあ便利に使えるとあったので、一番安い店をさがして買いました。
その時数量を確認していなくて、メールでの受注連絡に「２個」とありました。
税込６２６円を無駄にしました。

昨日製品がついたのでさっそく試しました。
結果は　使い物になんねえ　でした。
このアダプターを使うとノイズがめちゃくちゃ増えます。
コンポではそんなにノイズがないのにです。
外してフリーソフトだけでデータ化するとそんなにノイズはありません。

なんのことはない、フリーソフトだけで十分だったのです。
アダプターを使うほうが悪くなるのです。
最初にフリーソフトだけで試してから買うべきでした。

値段の高い製品ならこんなことはないかもしれません。
安物だからかもしれません。

この製品を設計したひとはアナログの専門家ではなく
デジタル回路の知識しかないひとだと思います。
アナログの専門家ならこんな製品はだしません。

１９００円弱どぶに捨ててしまいました。