日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

けっこうな「悪ガキ」だったかも?(;・∀・)

2015-02-23 11:54:59 | 思い出
先日、よそさまのブログにコメントしながら、いろんなことを思い出してました。
小学生のころは、マジで悪ガキだったのかも?と、ちょっと反省してみたり。(-_-;)

よその町に住んでいる親戚の家に、いとこと一緒に遊びに行ったとき。
そこの裏庭に、犬のように紐でつながれた猿が飼われていた。
後から知ったのだが、飼いはじめたばかりで、まだ、よくなついていなかったのだそうだ。
あたしは、その動作が犬よりは猫に近いな、と感じたので、遊ぼうと思って
そこにあった庭箒を手にして「ちゃらかっか、ちゃらかっか♪」と、猫をじゃらすやり方で遊んだ。
前をすいすい箒を流したり飛びあげたりおろしたり。
猿を喜ばそう、と考えただけ、だったのだが。

そうしたら。
その猿(幼稚園児くらいの大きさだった)は、いきなり牙をむいて飛びついてきた。
勢いで、つないであった紐が切れて、箒の先から手元へと、まっすぐ走り上ってきて
猿は、箒を握っているあたしの手を両手でしっかと掴み、マジに噛み付いた。

一緒に遊んでいた同い年のいとこは、おかっぱ頭を振りながら泣いて大人を呼びに走った。

大人たちが駆けつけ、猿を引き離し、あたしは泣きながら治療してもらった。
親戚の家は病院だったので、薬でもなんでも、そこにあったし、塗る麻酔もしてもらったのだが
ギリギリと噛み付かれたあたしの手は、骨が見えていた。
麻酔を塗った縁のあたりが、いつまでもジンジンと痛かった。

猿をからかっては、いけないのだ。
よく、犬と子供は純粋だから、からかってはいけない、と言われている。
あたしは、そこに猿も加えたいと思う。
あのとき、子供心に「あたしが(結果的に)からかったのだから、悪いのは猿ではなく、あたしなのだな。」と
思ったこと、覚えています。
ほんの少しですが、今でもたまに不自由に感じる右手が、そのことを思い出させてくれます。

大人たちは、人間をかじったから、悪い猿だ、と言いました。
あの時は痛くて泣くばかりのあたしだったが。
今でも、あたしは、やはり悪かったのはあたしの方だ、と、こっそり思っています。

その後、大学生になったとき、あたしは自分で小さな猿を飼いました。
猿の本当を知りたかった。
ワシントン条約なんて無かった頃です。
猿は感情豊かで、とても優しく、そして野生です。実感。

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