1月17日、 阪神・淡路大震災から30年の神戸大学震災慰霊献花式が行われました。学長はじめ教職員、遺族、友人、現役の学生など多数の参列者が訪れ、祈りをささげました。<神戸大学ニュースネット委員会、大阪芸大ジャーナリズム研究会取材班>
神戸大では学部生・大学院生39人(含留学生7名)、名誉教授1人、教職員2人、生協職員2人が亡くなりました。
阪神・淡路大震災が発生してから30年となる1月17日、神戸大の震災慰霊献花式が、六甲台第1キャンパスの「兵庫県南部地震神戸大学犠牲者慰霊碑」前で行われました。時折強い風に吹かれながらも、暖かな陽も差した六甲の高台にある広場には、亡くなった学生の遺族や友人、学長はじめ教職員、在学生らが参列しました。
参加者による1分間の黙とうから始まった慰霊献花式。続いて神戸大の藤澤正人学長と遺族代表による挨拶が行なわれ、これまでの30年に思いを馳せました。
(写真:遺族代表挨拶をする戸梶幸夫さん 12時40分撮影 慰霊碑前で撮影)
今回は、神戸大の3つの合唱サークルで構成されたメンバーが、「しあわせ運べるように」を歌いました。
作詞・作曲をした神戸市立小学校の音楽教諭だった臼井真さんは、大阪芸大演奏学科の卒業生で、歌は神戸の子どもたちに歌い継がれ、神戸市歌にもなっています。
その後、遺族と教職員、学生が慰霊碑に献花し、手を合わせました。
(写真:慰霊碑に手を合わせる遺族 12時50分 慰霊碑前で撮影)
式典後、藤澤学長は、「在学生は震災のことを知らない世代。大学として語り継いでいく意味でも、慰霊献花式を続けていく」と話しました。
(写真:取材を受ける藤澤学長 13時10分 神戸大六甲台第1キャンパスで撮影)
今回、神戸大ニュースネット委員会の取材に、大阪芸大ジャーナリズム研究会の記者、カメラマンが応援に入り、記事作成、写真撮影、ライブ配信、動画ニュース制作に協力しました。
了