大阪芸大ジャーナリズム研究会

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大阪芸大グループに「大阪医療大学(仮称/設置構想中)」 2026年開学予定の新聞広告

2024-05-13 10:49:09 | ニュース

 大阪芸術大学グループを運営する学校法人塚本学院が、2026年に「大阪医療大学(仮称/設置構想中)」を開学予定で準備を進めていることが公表されました。5月8日の読売新聞(大阪本社版)朝刊に全面広告で告知され、ホームページには、予定されている入学金や授業料なども細かく掲載されています。<取材班>


(写真:2024年5月8日付の読売新聞(大阪本社版)朝刊に掲載された全面広告)

 5月8日の読売新聞(大阪本社版)に掲載された全面広告には、「80年の歴史からもう一歩踏み出す」のキャッチコピーとともに、「大阪医療大学 医療看護学部」、「大阪芸術大学グループは2025年創立80周年を迎えます」と記載があります。
 大阪芸術大学グループを運営する学校法人塚本学院の広告で、「理学療法学科40名、看護学科40名」、「(仮称/設置構想中)」、「記載内容については予定であり、変更の可能性があります」と添えられています。


(写真:大阪芸大公式サイトにもバナーが貼らた)

 大阪芸大公式サイトにもバナーが貼られ、サイトにはアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)や、設置理念、入学予定定員、入学金や授業料なども細かく掲載されています(https://iryou.osaka-geidai.ac.jp)。

 新聞広告には「大阪医療大学は天王寺から15分」として、特徴ある円形校舎の写真が添えられ、大阪市東住吉区矢田の学院本部のある校地に設置されることが示されています。

(画像下:大阪芸大公式サイト下段に貼られたバナー)


大人気のキッチンカー 今年度前期も日替わりメニューが充実!

2024-04-21 12:00:00 | ニュース

  今年度前期も、月曜日から金曜日の5日間、キッチンカー(フードトラック)が日替わりで20号館のピロティーにやって来ています。休み時間に長い列ができるのも、すっかり見慣れた光景です。ランチにぴったりなメニューからおやつにちょうどよいスイーツまで、芸大生のお腹と心を毎日満たしてくれます。<曽我亮翔>

<1週間のラインナップ>

月曜:ハンバーガーの「ヨギチョギ」さん
火曜:クレープの「ライオンパーラー」さん
水曜:ポンデケージョの「Mariposa」さん
木曜:タコライスの「COOPY」さん
金曜:オージーパイの「オージーパイ」さん

※各曜日とも原則11時から18時

▽月曜日はハンバーグの「ヨギチョギ」

 「ヨギチョギ」とは韓国語で「あちこち」の意味。3年ほど前に営業を始めました。
 おすすめは「ベーコンチーズバーガー」(800円)。カリッとしたベーコンと、とろーりチーズがナイスな組み合わせ。他大学やイベント出店でも、一番人気です。

おすすめの「ベーコンチーズバーガー」。ベーコンとチーズの組み合わせが絶妙。
(写真:おすすめ「ベーコンチーズバーガー」。ベーコンとチーズの組み合わせが絶妙。)

 パティはビーフ100%。しっかり、お肉の味が口に広がります。トリプルクイーンバーガー(1200円)は、パティ三段重ねでボリューム満点。ガッツリ食べたい人向けです。

 「お昼はバーガー類、午後はポテトがよく出ます。」

 夕方はふたたび、部活前にお腹を満たすバーガー類が売れるそう。夏は、「チーズボール」に代わって「かき氷」が店頭に。和歌山の梅を漬け込んだ自家製「梅ソーダ」や、パインスカッシュ、トロピカルマンゴーソーダも季節メニューとして登場します。
 共同オーナーの前田奈菜さんによると、「芸大の子は、個性があっていい子ばかり」とのこと。
 今年の前期も「ヨギチョギ」さんの来る月曜日は楽しみ!

月曜日のキッチンカー「ヨギチョギ」。2024年4月15日11時55分頃
(写真:月曜日のキッチンカー「ヨギチョギ」。)

▽火曜時はクレープの「ライオンパーラー」

 火曜日のキッチンカーはクレープの「ライオンパーラー」さん!
 店主は森島周平さんと咲希さん。黄色のかわいいキッチンカーの中で2人が楽しそうにクレープを作る姿が印象的です。
 おすすめは「いちごスペシャルクレープ」(500円)。今の時期は他のいちごメニューもおすすめです!

おすすめの「いちごスペシャルクレープ」。
(写真:おすすめの「いちごスペシャルクレープ」。)

 お店の人から一言。
 「今年もよろしくお願いします!一年生のみなさんたくさん来てください!」

火曜日のキッチンカー「ライオンパーラー」
(写真:火曜日のキッチンカー「ライオンパーラー」。)

▽水曜日はポンデケージョの「Mariposa」

 水曜日のキッチンカーは「Mariposa」さん!

 おすすめは「ポンデケージョ」(プレーン400円)。
 お店の方から一言。
 「大阪芸大の工芸学科出身です。学生の皆さん、学生生活頑張ってください!」

木曜日のキッチンカー「Mariposa」
(写真:木曜日のキッチンカー「Mariposa」。)

▽木曜日はタコライスの「COOPY」

    看板メニューの「タコライス」(600円)は、ピリッとスパイシーなひき肉と、チーズの相性が抜群で、ボリュームも満点です。
 6種類の味が楽しめるシャカシャカポテト(300円)もおすすめ!
 店主の太田さんのイチオシは、サワークリーム味とガーリックバター味です。
 実はチュロスもよく売れていて、おやつに買いに来る学生も多いのだとか。

看板メニューの「タコライス」と「フライドポテト」
(写真:看板メニューの「タコライス」と「フライドポテト」。)

 お店の方から一言。「木曜日はぜひタコライスを食べに来てください!」。

木曜日のキッチンカー「COOPY」
(写真:木曜日のキッチンカー「COOPY」。)

▽金曜日はオージーパイの「オージーパイ」

 金曜日のキッチンカーはオージーパイの「オージーパイ」さん!
 2023年の4月に、親子の畑承枝さんと入江京子さん、入江さんの友人の東野真美子さんが3人でキッチンカーの営業を始めました。
 おすすめは「アップルパイ」(600円)です。

おすすめの「アップルパイ」。
(写真:おすすめの「アップルパイ」。)

 お店の人から一言「日本では中々売っていないのでぜひ来てください!」。

金曜日のキッチンカー「オージーパイ」。
(写真:金曜日のキッチンカー「オージーパイ」。)

 


サークル・部活のブースずらり 天の川通りの新歓祭で新入生を勧誘

2024-04-11 23:56:57 | ニュース

 4月8日、9日の2日間、天の川通りで新入生歓迎祭が開催されました。35を超える数のサークル・部活がブースを並べ、多くの新入生で賑わいました。<長田恭一>

 


(新歓祭の賑わいの様子 2024年4月8日 天の川通りで)

 初日の8日は小雨が降っては止む天気で、桜が散り始めた2日目の9日は雨がパラパラと降る天気になりました。

 天の川通りにテントがずらり並んだ新入生歓迎祭では、35を超えるサークル・部活のブースで説明を受けたり、ビラを受け取ったりする新入生の姿が見られました。

 


(サークルのパフォーマンスの様子 2024年4月8日 9号館前で)

 

 ブースを出展していた美術研究会アート・ラボの上級生は、「一年生が意欲を持って来てくれたので、サークル活動に一層力を入れていきたいと思った」、「せっかく芸大に来たのでサークルを通していろいろな世界に触れてほしいです」と語っていました。

 新入生は、「にぎやかで上級生の方がよく接してくれて、4年間この大学で過ごすのが楽しみだと感じました」と笑顔で話していました。

 


ポカポカ陽気の入学式 満開の桜のもと記念撮影

2024-04-02 14:37:32 | ニュース

 4月2日、晴天のもと、総合体育館で令和6年度の入学式が行われました。最高気温は20度前後まで上がって春の気候となり、キャンパス内では、父母や友達と記念写真を撮影する姿が見られました。新型コロナウイルスが5類に移行してから初の入学式で、半数を超える新入生がマスクを外して入学式に臨んでいました。<長田恭一>


(写真:満開の枝垂れ桜の下で記念撮影する新入生 2024年4月2日午後、大阪芸大11号館食堂裏で 画像の一部を加工しています)

 式辞の中で塚本邦彦学長は、童話を引用しながら「力強い足と、飛ぶ羽に気づいたバッタのように、自分の持つ潜在的な力に気づいてほしい」とメッセージを送りました。

 新入生代表の舞台芸術学科・増永和華さんは、「本日ここに入学を許可されました私たちは、今後固く学則を守り学業に励み、もって学生の本分を全うします」と宣誓し、署名をしました。


(写真:入学式が終了した後、写真を撮影する新入生ら)

 第1食堂の裏庭では、例年より咲くのが遅かった枝垂れ桜が満開で、新入生たちはスマートフォンで記念写真を撮っていました。

 新入生らは、「大学生活が楽しみです」(舞台芸術学科、放送学科)、「大学がスタートする前にSNSで知り合いを多く作ったので不安はあまりないです」(デザイン学科)と笑顔で答えていました。

 また、「将来は映画監督になりたいので学科内の授業に特に力を入れたい」(映像学科)と抱負を語る学生も。

 「自分の学科で学べることを最大限学んでいく」 (デザイン学科)、「将来の夢のために4年間いろいろなことを学ぶつもり」 (舞台芸術学科)と、4年間の学生生活に対し意気込みを語っていました。

(写真下上:総合体育館で行われた令和6年度入学式 参列者提供 2024年4月2日午前)
(写真下下:入学式会場に向かう新入生ら 2024年4月2日午前、大阪芸大総合体育館前で)



「時代に即応したカリキュラムへ」 榊原・新放送学科長に聞く

2024-04-01 00:00:00 | ニュース

 この4月、新しい放送学科長に榊原廣教授が就任しました。大学では環境生物学を学び、広告会社でマーケティングやメディアの部署を幅広く担当した榊原教授。ジャーナリズム研究会との単独インタビューに、「2年ほどかけて、変わりゆく時代に対応できるように、カリキュラムの見直しに組んでいきたい」と意欲的に語りました。<記事:善家碧唯、小畠綾花、宮原裕/写真:曽我亮翔>

(写真:ジャーナリズム研究会との単独インタビューに答える榊原廣・新放送学科長 2024年3月 大阪市阿倍野区の大阪芸大「スカイキャンパス」で)

●突然の打診にびっくりした

 学科長就任を打診された時は、「突然でびっくりした」という榊原教授。神奈川から通勤しながらの多忙な業務ということもあり、家族に相談したところ、「奥さんには『家にいるより楽しそう』といわれた」と笑います。
「学科長は究極の『事務局』なので、スケジュールやお金(予算)をみながら環境を整えることならできるかな」と考え、引き受けたと打ち明けます。

●大学の専攻は環境生物学 「冒険家にあこがれていた」

 筑波大学第二学群生物学類環境生物学科で学んだ榊原教授は、高校時代はイルカの研究者になりたいという夢を持っていました。小学生のころに、『イルカの日』(1973年米制作)という映画を見たのがきっかけだったといいます。
 大学の課外活動は自転車部で、「サークルの方が勉強よりも一生懸命だった」。授業で海や山でフィールドワークをしたり、自転車で体を動かしたりすることが多かったことから、「学生のころは冒険家にあこがれていた」という一面も。「いまだったら環境生物学、生態学の学生は就職が良かっただろうけど」と振り返ります。

●広告会社に入社 幅広くマーケティングやメディアの仕事に

 1984年に広告会社の博報堂に入社。マーケティング、プロモーション、デジタルマーケティングを皮切りに、メディア系シンクタンク所長、雑誌局長、メディアクリエイティブセンター長などを歴任しました。
 最初は広告主にどんな広告を出せば良いかを企画提案するマーケティング、後半はメディからどんな広告枠を調達するか企画する部門に携わり、化粧品や自動車、金融、デジタル系など幅広い分野にかかわってきました。「ぜんぜんちがう分野にかかわった。違うセンスが求められた」と話します。
 「学園祭の前日がずっと続いている感じ。どたばたしていて、(プレゼンに)勝った負けたはあるけれど達成感がある。うまくいけばスポンサーやコンシューマー(消費者)が喜んでくれるのが楽しい。目の前にあることを面白く頑張り続けて、今に至る」と、広告会社の魅力を目を輝かせて語りました。

●4年間で「面白いこと」見つけ「チームで作り上げる力」つけよう

 2021年、大阪芸大放送学科広告コースの教授に着任。2022年4月からは名称がかわった「先端メディアコミュニケーションコース」で学生を指導してきた榊原教授。
 学生に対しては、「芸術大学に入ったことは、すごくラッキーでハッピーなこと」と語りかけます。他の大学の学生と違って、高校までの学びとは異なる、スタジオカメラを回したりするといった、ゼロからのスタートラインに立てるから…。その意味に気づいていない学生が多いと指摘します。
 大阪芸大の学生に対して、社会の人々からは「なにか面白いことができそう」という期待がある。そこで、「面白いことできます」と答えられるものがあるかどうかが勝負だという。
 なぜ面白いか、どこが面白いかを4年間で見つけて、コミュニケーション能力を大切にして、仲間と共にチームで作り上げる力をつける。それが他大学生と違う強みになると、放送学科生に向けてエールを送ります。

●志す道に進むなら「得意なことを探せ」

 「将来これになれたらいいな」と思う人は多い。でもその道に本当に進めるかは、結局自分次第。「よしやろう」と取り組むかどうか。「やりなさい」とは言われないけれどやれるかどうかがポイント。それが大きな運命の分かれ道だと、榊原教授は語ります。
 一方で、好きなことはあるけど、やりたいことが具体的に見つからない人には、「得意なことを見つけることが鍵になる」とアドバイスします。「他人より少し早くできる」、「寝ないでもできる」ことを探して一生懸命やると道が開ける、とも助言します。第三者が「これ向いているのでは」と言ってくれることも気にかけるといいと言葉を添えました。

●好奇心を持ってゼロからのスタートラインに立って

 クリエイティブの根は経験の広さであり、それは好奇心につながる。自分の知らない出来事を伝える新聞を読み、好きな分野でいいから本を読む。街に出る、旅をする…。「学生に求めるものは」という質問に対し、「好奇心」だと即答しました。
 「仲間と何かをつくる楽しさ、大変さ」を面白いと思うことができれば、学ぶことは何でもいい。それを身につけられるところが放送学科の魅力であり、学んでいくうえで一番大事だと強調します。
 「大学は人生のスタートライン。授業選択をはじめ、自分で何かを選ぶ人生はここから始まる。今までみんなと同じことを学んでいたのが、ここからは違ってくる。芸大の1年生は特に、みんな同じゼロからのスタートライン。そういう素敵な場所にいることに気がついていない芸大生は多いが、自信を持って欲しい」。

●時代に即したカリキュラムを検討したい

 放送学科は、「メディアを使ったコミュニケーションを学ぶ学科」だという榊原教授は、学科長の役割は、「変わりゆく世の中に対応できるように(学生たちに)準備をしてあげること。そのためには、授業の中身やカリキュラムの検討が必要になってくる」と即答。
 「具体的には学生や先生方と一緒に考えていきたい」と身を乗り出して答えました。『AIとクリエイティブ』(放送特講A)といった最先端技術に関する講義は、早速この4月から登場します。
 ただ、学科の教育内容が時代に合っているかどうか考え、全体を組みあげていくには2年間はかかるだろうといいます。

●人の生きる道に影響与える“メディア” それを学ぶのが放送学科

 小学生のころ、映画でイルカに興味を持って大学で生物を学ぶ道に進んだ榊原教授。
 「他人の生きる道に影響を与える作品を生み出すことができるのがメディアで、それを学んでいるのが放送学科生なのだからすごいよね」と、ソフトな榊原スマイルで話します。
 メディアでものごとを表現し、人を、世界を変えることができる。放送学科はそれを学べる場所だと、榊原教授は真っ直ぐ前を見ながら力強く語りました。

▼関連記事=2024年2月17日「新しい放送学科長に榊原廣教授 2024年4月から」https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/8044870609893607679da9adbd1f877c